皆さん、こんばんわ。 最近過去編がブームでてめえらちょっと現在に目を向けろよなって感じの今日この頃、 いかがお過ごしでしょうか? Leaf学園放送教育の時間がやって参りました。 今日は認知心理学の実験を行いましょう。 内容はズバリ、「ロボットの動物に対する認知とその反応」です。 それでは今回の偉大な生贄(サクリファイス)…もとい、協力者をご紹介いたしましょ う。今回のゲスト、子猫のエーデルハイド君です! 「ふみぃぃぃぃぃ!は、放せみゃぁぁぁぁぁぁぁ!」 ははは、何を緊張しているんだい。 「緊張するもくそもいきなりふんじばってどういうつもりにゃ!」 いやいや、今から君をLeaf学園に生息する様々なロボットに探して連れてこさせる。 で、その反応を見ようというわけだね。 「いやにゃ!他を当たってくれにゃ!」 君に拒否権があるかネコ風情が。 おとなしく探されてこい。 「ひなたにゃん…友達にゃろ!?友達にこんなことして両親が痛まなにゃいにゃか!?」 また異な事を。友達だからこうして頼んでるんじゃないか。 いやあ、持つべき者は友達だよなぁ。 「せ、芹香様に言いつけてやるにゃ!ひなたにゃん怒られてもしらにゃいにゃよっ!」 …ちなみに、この実験の発案者は芹香様だ。 「……………………………………………………………………………………………………」 ……………………………………………………………………………………………………… 「ご、ご無体にゃあああああああああああああああああああああああああああああ!?」 えーーーい、やかましいっ! ついでだから知能指数も猫並にしてやるっ! 芹香様、お願いします! 「…………マインドブラスト!」 「みぐやああああああああ!?」 おらいけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!! (しっぽぶんぶんぶん…………ぽーい!!!!) 「ふにゃあああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ………」 うーむ、ドップラー。 実験一、認知力 被検対象一、マールの場合。 「あ、猫さんです。ひなたさんが言ってたのはこの子かな?」 どうやら気付いたようです。 じーっとひくひく動いているエーデルハイドを眺めています。 あ、にっこりと笑いました。 「猫さん、こっちにおいで」 エーデルハイド、鼻をくんくんさせています。猫です。 どうやら危険がないと判断したようです。 マールの指先にすり寄っていきます。 「可愛い…いいこいいこ」 マール、抱き上げました。可愛らしいです。 簡単にゲットしましたね。 被検対象二、ルーティの場合。 「お、みっけ!こいつがひなたさんの言ってた猫だな!」 ルーティ、見つけるや否やだだっと走ってエーデルハイドに近付きます。 猫、びっくりして逃げてます! 走る走る…ふたりでばたばたと走りまくってます。 ルーティ、楽しそうです。 エーデルハイド…嫌がってません。遊んであげてます。 本能的にルーティに危険なしと判断したようです。 ルーティダイブ…捕まえました。 本当に楽しそうです。意気投合してますね。 被検対象三、ティーナの場合。 「あ、猫さんだ…この子の事かな?」 ティーナ、発見しました。てこてこと近付きます。 エーデルハイド逃げません。ほほえましいものを見るような眼で見てます。 「げーーーーっと!」 ティーナが捕獲しました。 おや?なんだかまじまじと眺めていますね。 「あっ!?こ、これはっ!!!?」 ティーナ、大声を上げました。何かに気付いたのか!? 「く………………」 どうしたのでしょう?エーデル本人もびっくりしています。 「黒いっ!」 ……………………………………はい? 「この猫さん…黒い…まさか、黒いなんて………びっくりしちゃった」 訳の分からないことをぬかしています。 やはり感性が常人と異なっています。言動の意味が不明!全く訳が分かりません! 「でも……………こんなに黒ければ……………くすっ」 ティーナ、にやっと笑っています。 エーデルハイド、毛が逆立っています! あ、逃げたっ!本能的に危険を感知して逃走に移りました! ティーナ、追うっ! 「猫さん、待ってよ〜!痛くしないから〜!」 「ふ、ふみぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜!!!!!!!」 被検対象四、マルチの場合。 「あ、猫さんですぅ。この子を捕まえればいいんでしたっけ…」 おっと、マルチいきなりてこてこと近付きます。 凄く幸せそう!全く危険を感じていません! 近付いて…あと三十センチ。 おや、エーデルハイドててっと逃げます。…止まりました。 「あ、待って下さいよぉ〜」 マルチ、近付きます。 おやおや、また逃げて、止まりました。 「逃げないで下さいってば〜」 マルチ、懲りずに近付きます。ちょっと歩みが早くなりましたね。 エーデルもそれに合わせてててっと逃げてます。 マルチ、ちょっと涙目です。 「あ〜ん、逃げないでくださいよぉ…」 エーデル、また逃げます。 これは、遊んでますね。 「ふぇ〜ん、猫さ〜ん…待って下さいよぉ〜!」 エーデル、逃げ回ってます。趣味悪いぞ、この猫。 被検対象五、Dボックスの場合。 「ハッケンシマシタ、ハッケンシマシタ」 お、ポンコツが発見した模様です。 エーデルハイド、つんと向こうを向いて相手にしてません。 「ホカクシマス、ホカクシマス」 がっしょんがっしょんいいながら近付いていきます。 ちらっとエーデルハイドが見ました。 は、笑ってます。猫のくせに鼻で笑ってます! Dボックス、そのまま近付いていく…。 「ふにゃっ!」ばきっ! こ、これは!? 猫パンチです!伝説の大技猫パンチが出ました! Dボックス吹っ飛ぶ! あ、ゴングです!勝者、エーデルハイド! 「ふにゃあ〜!」勝利の雄叫びなど上げてます!ベルト防衛! それでは敗北したチャレンジャー、Dボックスさん一言どうぞ。 「マケテマス、マケテマス」 だまれポンコツ。 被検対象六、Dセリオの場合。 「目標発見…捕獲準備」 Dセリオ、いきなり手首のアタッチメントを外しました! そして腕からビームライフルを取り出します! 「威嚇放射!」 「ふ、ふにゃぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁあ!?」 ずがががががががががががががががががががががががががっっ! おっとDセリオ撃ちまくってます! エーデルには当たってない! しかしこの場合撃つ必要があるのでしょうか? どうも合法的に射撃する口実を得たようにしか見えません。 「ふ…ふふっふふふ………」 あ、恍惚の表情を浮かべてます。 楽しんでるな、このロボット! 「ふ、ふにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」 エーデル、逃げ回ってます! Dセリオ実に楽しそう。 ネズミを狩る猫のようにいたぶってます! 実験二、実行力 被検対象一 マールの場合。 マール、帰還しました。 エーデルハイドの姿は…おや、胸に抱きかかえられています。 ぐっすりとマールの胸の中で眠っているようですね。 「はい、ひなたさん!この子でしょ?」 「よーし、偉いですよマール」 「…誉められちゃった…」 必要時間 三十分。 被検対象二 ルーティの場合。 ルーティ、スキップながら帰ってきました。 エーデルハイドを頭の上に載せています。 エーデル、楽しそう。 すっかりお友達状態です。 「ひなたさん、この子のことだろ?」 「ご苦労様、ルーティ」 「………てへへ。またいつでも言ってね!」 必要時間 二時間。 被検対象三 ティーナの場合。 帰ってきました。 エーデルハイドは…右手に猫掴み状態でぶら下げられています。 でも眼が死んでます。 なんだか「へ、人生こんなモンだよな」って感じです。 非常食料品の眼ですね。メンチ状態です。 「ひなたさん、この子でいいのかなぁ?」 「いや、いいんだけど…こいつ、生きてるのか?」 「ちょっと弱ってるけど、生きてるよ☆」 「…何があった?」 「色々」 必要時間 五時間。 被検対象四 マルチの場合。 帰ってきました。帰ってきましたが…。 「ご、ご苦労様エーデルハイド…」 「ふにゃ!」 マルチ…何もバッテリー切れるまで追い回さんでも… 必要時間 二日。 被検対象五 Dボックスの場合。 …還らず。 被検対象六 Dセリオの場合。 彼女も帰ってきました。 エーデルハイドは……いませんね。 代わりにビニール袋を携帯しています。 ずいっ。 「Dセリオ…なんですか、このフクロは?」 「………………手間を省いた親切設計です」 「どれ………………………………………………うっ!?」 なんだかもう、「調理済み」って感じです。 「勝手に殺すにゃああああああああああああああああああああああっ!」 おお、生きてたかエーデルハイド!でもスプラッタな姿でビニールから顔出すな 恐いからっっ! 必要時間、10分。 いかがでしたか?大変為になりましたね。 ロボットにもいろんな人がいるんですね〜。 「って、それで済むとおもうにゃかひなたにゃんっ!」 なんだ、まだいたんですかエーデルハイド。 「あれだけ色々虐めてくれてその言い種はなんにゃ!」 だって貴様は猫だも〜ん。基本的人権は猫にはない! 「ひなたさんは酷い奴にゃ!人間の風上にも置けないにゃ!」 猫に言われたくねーぞ。 (ごそごそっ) ん? 「ひなたん、猫鍋作ってるんだって?」 おや、ルーンさん。猫鍋の材料ならありますけどね。 「……にゃ?」 「悪いけど、俺にも食わせてくれないかな?最近ろくなものくってなくて…」 大変ですね。それでは僕が一つ腕を振るいましょうか。 「………にゃにゃ?」 「さっすがひなたん!それじゃ早速…………」 「…………………にゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?」 バラすとしますかっ! 「ふにゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」 Dボックス帰還。 ガスコンロ発見。 「チャッカシマス、チャッカシマス」 かちっ。 ………………………………………………………………………………誘爆。 実験、失敗。 ごほ…そろそろ終わりの時間も近付きました! 皆さん、それではお元気で!またお会いいたしましょう! 「ごほごほっ…それでしめるにゃか!?それで閉めてもいいのにゃか!?」 「猫鍋………喰いたかった…………がくっ」 締めだ、締め!今のがオチだ! 「ほんっとにあれがオチにゃのか!? あんなんで閉めてもいいのにゃか!?」 けほけほ…いいんですよ、爆発ネタこそオチの基本! それではみなさまさよーならー! 校内放送が終わり、テレビが消える。 図書館の中では未だに一つの影が光の消えたスクリーンを眺め続けていた。 「みんな、アフロデスネ〜!これからはアフロの時代が来るのデスネ〜〜〜ッ!」 伝説の格闘家、TaS。 その言動の謎は深まるばかりであった。 とりあえず、完