Lメモ外伝「学園に夜が降りるとき(後編)」 投稿者:風見 ひなた
 走りながら美加香はbeakerに緒方の言い残した全ての内容を伝えた。
「つまり、意志ある人間では作り出せないし操作できないマテリアを作り出した男がいた
んです!!普通の人間が思いついても絶対にやらない方法で!!」
「それが……意志の放棄か」
「そうです。自らの肉体に予めプログラムを設定して、自分の精神を消し去る。こうする
ことで与えられた手順でホムンクルスを作るだけの操り人形を作りだした」
 beakerは鼻を鳴らし、顔をしかめた。
「狂ってますね」
「ええ。……だけど、私達HM技師がやることも本質的には彼等と何も変わらないのかも
知れませんけどね……」
 一瞬だけ美加香は憂いに満ちた表情でそう呟いた。
 だがそれもほんのわずかのことで、美加香は首を大きく振って足を止めた。
「さあ……行きますよ」
 学園で最も広く戦いやすい場所……体育館の前で美加香はbeakerを振り向いた。
「ええ、やりましょう」
 beakerは頷いて体育館のドアに手を掛けた。
 ドアの先を見つめながら美加香は呟いていた。
「……その名もなき錬金術士は自らの精神を肉体から消去し、マテリアのオプションとし
た。そうすることで彼は意志を持たないマテリアを自在に操りそれに依存して永遠の命を
手に入れた。そして他人の欲望を吸収することによってより強力に成長することを覚えた」
 ドアの先、体育館の中央にはマテリアが佇んでいる。
 そしてその後ろに小さな黒い影が浮かんでいる。
 蝙蝠のような翼と尖った尾、そして狡猾そうな表情を浮かべる邪気の塊。
「……彼を讃える者は誰もいなかった、何故なら彼は既に人間であることを捨てていたか
らだ。魔と結び他人の生命を啜る悪しき魂、人々は彼を恐れ全ての歴史から抹消した」
 美加香は呟きを止めると、そいつに向かって呼びかけた。
「そいつはこう呼ばれた…『悪魔ディザイア』、あなたのことです」
 名を呼ばれた悪魔はにたぁと笑った。
「くっくっく、嬢ちゃん若いのによく知っているなぁ……」
「強化人間のために集めた資料に書いてあったんですよ……禁書指定でしたけどね」
 にこりともせずに美加香は答えた。
 悪魔はそんな彼女を見てげらげらと笑いだした。
「そうとも、俺がマテリアを作った錬金術士のなれの果て……悪魔ディザイア様だ!!」
「beakerさん、狙いは奴だけです!!あいつを倒せばマテリアも力を失うはず!」
「任せろっ!!」
 美加香の叫びにbeakerは再びガバメントを抜くとディザイアに銃口を突きつけた。
 ディザイアは笑いを消すと、憎々しげな表情でbeakerを睨み付ける。
「あんだけやられてまだ懲りねえのか!!てめえは死ぬ、絶対に死ぬんだよ!!」
 その叫びと同時に完全に無表情になったマテリアの腕から光弾が生じた。
 敵が圧倒的な自信を持つ魔力弾のようだ。
 beakerはふんと鼻を鳴らして唇の端を歪めた。
「嘗めるなよ小悪魔。この銃は人間の作り出した最も巨大な国家を象徴する銃、偉大なる
ガバメントの魂の籠もる銃だっ!!」
 そう言い放たれて撃たれた弾丸は光弾に命中し、大きな軋み音を立てて相殺する。
「馬鹿なっ!?たかだか鉛玉が魔力弾を打ち消すだとおっ!?」
「自分の世界ばかり見すぎなんですよ!!それだから他人の実力に気が付かない!!」
 beakerは叫びを上げるディザイアに言い放ちながら全力でダッシュを掛けた。
 小悪魔の素早さが分からない以上ガバメントよりも接近しての格闘の方が有利と踏んだ
のだ。そして狙いはもう一つ。
「今だああああっ!!」
「はいっっっ!!」
 それは注意をこちらに引きつけること。
 敵の背後に回り込んだ美加香は怒りの拳をディザイアにぶつけようとしている。
「ジャッジのみんなの!!工作部のみんなの!!雅史先輩の、ひなたさんの仇ぃっ!!」
 しかしディザイアは顔を歪めると大声で叫んだ。
「なめているのは貴様等の方だ小童どもがぁぁ!!!」
「何!?」
 beakerは慌ててスリップを掛けてバク転で大きく間合いを取った。
 マテリアを中心に大きなエネルギーのドームが広がる。
 直前で異変を悟ったbeakerはなんとかかわしたが攻撃のモーションに入っていた美加香
は避けきれない。
「きゃあああああああああああああああああっ!?」
「赤十字さん!?」
 ドームに触れた美加香は大きく弾き飛ばされ壁に激突する。
 ディザイアを肩に乗せたマテリアはそれを逃さず美加香に詰め寄った。
「くそっ、させますかっ!」
 beakerは美加香を助けようと再び猛ダッシュでマテリアの背後に迫る。
 しかしディザイアは憎悪の籠もった眼でbeakerを睨み付けると叫んだ。
「貴様は黙っていろっ!!」
「があああっ!?」
 マテリアの腕から放たれた魔力弾をまともに喰らい、beakerは大きく吹き飛ばされた。
 逃げようとする美加香の瞳をマテリアの眼が覗き込んだ。
 その途端に美加香の動きが止まり、瞳孔が拡がる。
 直後、がたがたと美加香は震えだし何かを恐れるかのように頭を抑えた。
「い、いや……いやああああっ!!」
 まるで何かに頭の中に侵入されているかのように美加香は大きく頭を振り、ぼろぼろと
涙をこぼした。
 と、その動きが突然止まる。
 夢見るような目つきで美加香は虚空を見つめて、ぽつりと呟いた。
 まるで天からの救いが来たかのような表情で、安心する幼児のように。
「ひ……な……た、さん……?」
 そして……美加香の身体から力が失われ、彼女はそのまま動かなくなった。
「赤十字さん……」
 beakerは床に倒れたまま苦しげに呟いた。
 ディザイアはbeakerの方を振り向くとくくくっと例の下卑た笑みを浮かべた。
「俺がお前より強者の連中を軽く倒せた理由を教えてやるよ。俺は初めからこうやって奴
等の心の底の望みを叶えてやったのさ。人は自分が最も望むものを出されたとき全く無力
になる。この嬢ちゃんの場合は好きな奴と両想いにしてやったのさ…くくく、可愛いねぇ。
そういえばこいつの相手もこの嬢ちゃんを望んでいたな……」
 beakerは不意に立ち上がると奥歯を血が出るほど強く噛みしめた。
「あなた、最低ですね」
 震えるばかりの怒りを込めたその言葉を聞き、ディザイアはにたにたと笑いを浮かべた。
「誉め言葉だな……くくっ。もうお遊びは終わりだ。俺は手が掛かるのは嫌いなんだよ、
やっぱりてめえも夢の中で死になぁぁ!!!」
 その言葉と同時にマテリアの瞳が強く輝く。
「ふざけるな……!」
 beakerは低く呟くと、その瞳の輝きを正面から受け止めた。

 頭の中に何かが入り込んでくる。
 酷く気持ちの悪い、ぬめぬめした蛇のようなものが脳床下部を這い回るような不気味な
感触。吐き気がするような腐臭が直接嗅覚に響く。
 蛭の身体のような蛸の触手のようなものが内部から眼球を押し出すように前頭葉の辺り
を蠢き回っている。電波などよりも遥かに耐え難くおぞましい何かが自分の精神に侵入し
てくる。そいつはゆっくりとbeakerの奧に侵入し、細い管にとりついた。
 そして視界が純白に満たされる。


「beaker!」夜の購買部室、好恵が潤んだ瞳でこちらを見つめていた。

「お兄ちゃん、今すぐご飯にしますね」沙耶香は楽しそうに笑いながら料理していた。

「良くやったぞ、さすが我が孫じゃ」初代が優しい瞳でこちらを見下ろしていた。

「好きだよ、beaker」
「お兄ちゃん、美味しい?」
「お前は私の誇りだよ」

「beaker様」彼を裏切ったあの少年が尊敬と恭順の溢れる眼でこちらを見つめていた。
「我が命果てるまで……私はあなたと共に」

 beakerは一滴の涙をこぼしてガバメントを抜くと……それを彼等の眉間に当てた。
 引き金は引かれた。

「何で……beaker……?」
「痛いよぉ、お兄ちゃん……」
「何をするのだ、beaker……?」

 そして……あのときと同じように目を見開いて闇に落ちていく、少年の瞳。

「すみません、beaker様………」

「う………………………………わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!!!!」
 beakerは虚空に向かって叫んだ。


「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………………!!!!!!!」
 視界が開けた。
 beakerは涙を滝のように流しながら叫び続けていた。
 ディザイアはそんなbeakerを見て脅えたような目を向けた。
「何故だ!何故だ祖父も貴様もマテリアの能力が通じんのだ!?」
 beakerは袖で涙を拭い去ると、冷静な目でディザイアを睨み付けた。
 瞳の中には感情の欠片も見えない。
「さあね……きっとあなたの与える偽物なんかじゃ満足できないほど僕達の欲望は深いん
でしょうよ」
「そんなことが……認められるかぁぁぁ!!俺の!俺のマテリアは絶対なのだぁぁ!!」
 半狂乱になるディザイアを見ながら、beakerはある事に気が付いた。
「あなた……もしかしてマテリアの能力が通じない相手には力が振るえないんじゃないで
すか?」
「な、何故そんなことをっ!?」
 ディザイアの表情を見てbeakerはほぼ確信に近い予感を抱いた。
「そういえば悪魔というものは昔から人間の心の隙に忍び寄るそうですね……裏を返せば
つまり隙を見せない相手には手を出せないと言うことじゃないですか……?」
 beakerの挑発的な台詞にディザイアはぶるぶると震え始めた。
「く……くそおっ!」
 ディザイアはこれまでになく凶悪な表情でbeakerを睨むと、鳥肌が立つほど邪悪な声で
叫んだ。
「だが俺にはまだマテリア自身の力が、貴様の仲間共から奪った欲望の力があるっっ!!
負けるものか、俺のマテリアが負けるものかぁぁぁ!!」
「何がマテリア自身の力だ、所詮は他人から奪ったものでしょう!」
 beakerは大きく間合いを取ると、両手にガバメントを構えた。
 今のディザイア本体はbeakerに拒絶されてかなり弱まっている。
 一撃でも当たれば倒せるだろうがマテリアはやはり強敵だ。
「死ね死ね死ね死ね死ねぇぇ!!貴様の一族だけは殺してやるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
 マテリアは無数の光弾を立て続けに放ちながら呪詛の念を叫んだ。
 それを確実に見切りながらbeakerはガバメントで光弾を打ち砕いて行く。
 防いではいるのだが、それも弾が保つ間だけのことだ。
 マテリアに攻撃しても意味はないしディザイアは陰に完全に隠れてしまっている。
 弾を補充する際の2、3秒は確実に命取りになるだろう。
 beakerは冷や汗を流しながらマテリアの息切れを待ったが、果たして理想生命体などと
自称する魔法生物にそんなものが在るかどうかは疑問だった。
 まだ集中力が保つのは実感として分かるが、弾が切れたらどうしようもない。
「くそっ……」
 beakerは敗北の予感を微かに感じて毒づいた。
 学園の殆どの生徒の欲望を吸収したマテリアはあまりにも強すぎる。
 操っているのがディザイアなのだから、ディザイアさえ何とか出来れば勝機も見えるの
だが……。
 そう考えて、beakerは一つの可能性に気が付いた。
 先ほどマテリアの能力を跳ね返したとき、ディザイアは脅えた表情を見せた。
 もしかすると悪魔であるディザイアは本当に拒否されることに弱いのではないか?
 これを突いて隙を見つけられないだろうか。
 だが隙をついたところで無敵のマテリアの陰に隠れたディザイアをどうやって倒すのか?
 自分の武器はガバメントだけではなかったはずだ。上手く使えば……。
 beakerは賭けにでた。
「悪魔ディザイア!!」
「何だっ!?」
 beakerは不敵な笑みを浮かべると自信を持って断言した。
「僕は!お前を!否定する!!」
「うがあああああああああああっっ!?」
 上手く行った!!
 生まれた隙をついて、beakerは素早く懐から一枚のカードを取り出した。
 運命の輪が記されたタロットカードの一枚、強力な魔力を秘めたbeakerの切り札。
 我を取り戻したディザイアはタロットを見て多少驚いたようだったが、顔を歪めると
大きく笑った。
「『運命の輪』か!目標の時間の歩みを分岐点までねじ曲げて仮定された状態にする強力
な力!!だが、それが俺に効くと思うか!?仮にも人であることを捨てて魔としての強大
な精神力を得た俺に人間ごときの精神力が打ち勝つと思うのか!?」
 beakerは軽く頷いて、言った。
「なるほど、あなたの言うとおりだろうな。さっきマテリアの能力を跳ね返したのも僕の
欲望がマテリアに設定された能力を上回っていたからに過ぎない。多分元々優秀な錬金術
士だったあなたの精神に侵入して時間を操作するなんて不可能だろうね」
  そうだ。
 如何に魔法自体が強力でもこいつでは自分の精神に入り込めまい。
 だが、何だこいつのこの自信は?どんな必勝の策があるというのだ?
 ディザイアが軽い不安に襲われたとき、beakerは唇の端を歪めた。
「だけどあなたに効かなくてもマテリアはどうです?仮にも理想『生物』なんでしょう?」
「し、しまったぁぁぁぁぁ!!?」
「ザ・フォーチュン!マテリア、お前が戻るのは数日前目覚めた直後、『お前が誰の欲望
も吸収しなかった世界』だっ!!」

 beakerの考えはこうだった。
 マテリアには自分の意志がない。だからディザイアの思うとおりに動かせた。
 しかし同時にマテリアには『理想の生命体』である以上精神が存在する。
 つまり、マテリアは精神があっても外部に抵抗する力がないのだ。
 ならば運命の車輪のカードで簡単に時間を左右できるはずだ。
 そして、beakerは見事マテリアの世界を動かしたのだった。
 誰も襲わなかったマテリアは欲望を吸収できず全ての力を失ったのである。

「うなれクリムゾン!!」
 beakerの最強武器が火を噴き、マテリアごとディザイアを吹き飛ばした。
 マテリアを盾にしたディザイアは絶叫を上げて床に転がる。
 この場は撤退するしかないだろう。
「く、くそ覚えていやがれ……貴様等一族だけは絶対に何時の日か殺して……」
 ディザイアはそこまで呟いたて、背後に立つ強烈な殺気に気付いた。
「……今まで黙ってたけど、実は僕すごく怒ってるんだよ。……あなた、何ならこのまま
吹き飛ばしてやろうか?」
 beakerの冷酷な声にディザイアはだらだらと全身から汗を流した。
「ちょ、ちょ、ちょっと待て!!参った!!降参だ!!」
「降参?」
「そう!もう俺は二度とお前の前に現れない!誓ってもいい!!」
「ふぅん……」
 beakerは胡散臭そうな眼でディザイアを見下ろした。
 ディザイアはせっせと手揉みをしながら卑屈な態度で頭を必死に下げていた。
「そ、そうだ!!何ならあんただけに本当に一つ望みを叶えよう!!」
「へぇ、何でもいいのか?」
「もちろんだ!帝座でも巨億の富でもハーレムでも叶えてやるよ!」
 ディザイアはへっへっと頭を下げながら考えていた。
 馬鹿な奴め、願い事を言ったが最後お前の精神に入り込んで今度こそ殺してやる!!
 マテリアで侵入することは完全にはいかなかったが、ディザイアにも魂を奪い取る能力
はある。だがそのためには相手に願い事を言わせなければならなかったのだ。
「そうだなぁ……よし、決めた」
「ささ、どうぞ!!何でも言って下さい!!」
 そうだ!さあ、言え!!
 beakerはにやりと笑うとクリムゾンを突きつけて言った。
「僕が欲しいのはお前の命だ」
「ひ………ひぃぃィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」
 クリムゾンが火を噴いた。
 それがディザイアの最後の言葉だった。
 beakerはふうっとため息を吐きながら呟いた。
「言ったでしょう、僕が背負った責任は打算で考える類のものじゃないんだって」
 振り返ればマテリアが砂となって崩れ落ち、塵へと消えて行くところだった。
 どうやらディザイアの存在なくしてはマテリアも存在できなかったらしい。
「完全なるものはそれ単体で完全であるが故に不完全な世界では存在できない……か」
  beakerは愁いを帯びた眼で呟くと、その場に座り込んだ。
 全く今回は疲れる仕事だった。
 後味も悪いし、やってられない。
「やっぱりただ働きなんてするもんじゃありませんねぇ……」


「ふむ……上手くやりおったな」
「初代よ、何のつもりだ?」
 男の声に初代beakerはゆっくりと振り返った。
「……源四郎か」
 セバスチャンと呼ばれる男が責めるような眼でこちらを見ていた。
「マテリアをわざと解き放ったのは貴様自身だろう?この始末どうつけるのだ?」
「ふん、マテリアは勝手に起きて勝手に暴れた。責任を感じた購買部長は自発的に自らの
手でマテリアを破壊した…それだけの話だ。黙ってりゃわからん」
 飄々とした初代beakerの言葉に、セバスチャンは揶揄するような眼で初代を眺め回した。
 それに気付いた初代が本気で気持ち悪そうな眼でセバスチャンの方を向く。
「何じゃ、気分が悪い。男に視姦などされたくないぞ」
「……真意は何だ?」
 セバスチャンの言葉に、初代はとぼけたような表情で答えた。
「何……ちょいと不安になってな。儂の後継者は本当にそれだけの力を持っとるのかと思
っただけの話よ」
「それだけの力は持っていたか?」
 セバスチャンの問いに、初代はにやりと笑って答えた。
「時代が移り刀が銃に変わっても……魂は儂の若い頃とちぃとも変わらんな」
 その言葉にセバスチャンはプッと吹き出した。
 初代は機嫌悪そうに知己の方を振り向いた。
「今度は何じゃ、笑いおって」
「ふん、お前も老いたなと思ったのよ」
「誰が老いたか。儂はまだまだ現役じゃよ」
「死んだ後の心配するとき人間は老い始めるのさ」
「ふん、お前みたいにロクな子孫がおらんよりマシじゃ」
 二人は睨み合っていたが、やがてくっくっと笑い出すと手を打ち鳴らした。
「どうだ、久しぶりに酒でも」
「ふふん…ジジイとの酒か。まあよいわ」
 二人の老人はそんな話をして歩き去っていった。


 もうじき眠っていた生徒達も目覚める頃だろう。
 そして、試立Leaf学園の夜が明ける。


                  完

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おまけ「今日の十三使徒」

日陰「あーあ、終わっちゃったぁ」
ハイド「ずいぶんと情けない悪魔だったな」
日陰「beakerさん負けちゃったら私が殺そうかと思ってたのにぃ」
ハイド「そのときは綾香の欲望弄くって俺の奴隷にしようかと思ってたのにぃ」
日陰「お兄ちゃんが好きな人勝手に変えちゃおうって思ってたのにぃ」
ハイド「悠の精神支配して俺の犬にしようかと思ってたのにぃ」
たける「誰にも電芹との邪魔をさせないようにしようと思ってたのにぃ」
葛田「全ての美少年を僕のものにしようとか思ってたのにぃ」
弥生「みんな泥鰌掬い音頭愛好家にしようかと思っていたのにぃ」
全員『残念残念っ!!』

 ……………………………………………………………………………………………。

日陰・ハイド・たける『ええっ!?』
葛田「えっ?」
弥生「(ニタリ)」 

                ヤなオチ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ひ:つ、疲れた……やったぜbeakerさん、約束は果たした!!
み:出来る事ならもっと早い時間に仕上げてオンラインで見せたかったですね
ひ:無茶言うなぁ、夜七時から始めて朝二時半に終わってるのに(汗)
み:そんな一回で収まらないほど張り切らなくても……(汗)
ひ:さて。
み:はい。
ひ:長いな(笑)
み:長いですね(笑)
ひ:とゆーわけで今回はとても出番の少ない実は大人しい人だったてめえ嘘つきやがれ
  なbeakerさんが主人公でしたー。
み:さりげなく悪意てんこもり(汗)
ひ:美加香出すところが我ながら目立ちたがりさんだと思いました。頭眠いのでもうこれ
  以上考えられません。
み:序盤かなりもたついてますね(笑)
ひ:最近東鳩SS含めて説明的なスロー展開とっても苦手だよぉ。
  まさたさんが大納得するような東鳩SS書こうと思ってるのに書けやしない(汗)
み:とゆーわけで言い訳でした。今回は伏線か何かありますか?
ひ:全くないなぁ。ただいつも壊してるからたまにはかっこいいbeakerさん書こうと思っ
  てたのと、この前日本伝奇だったから今回西洋伝奇だよなと思っただけ。
み:んじゃ次は中国伝奇ですかね?
ひ:いや。それはティーさんがやるだろから次はギリシャ神話だな!!(ぐぐっ)
み:伝奇好きですか?
ひ:大好き(笑)
み:ではでは何がなんだか分からない内に今回はこの辺で!!
ひ:『昼からぶっ続けて伝奇やるもんじゃないよな』風見ひなたと!!
み:『コミパいつ出るんだっけか?』赤十字美加香がお送りしました!!