中途半端で終った次回の続き、始めさせて頂きます。 兎に角、逃げなければ、逃げなければ、その事だけしかきたみちの頭にはなかった。 しかし、相手はこの学園でもかなりの実力者達。そう簡単に逃げられない。 そしてついに、ゴミ焼却施設の近くまで追いつめられた。 そこで、きたみちは、意を決したかのように彼らに向き直った。 「これだけは、武士道にかけてこれだけは使いたくなかったが・・・」 といって、野球のボールの様なものを握り締め、彼らに投げつける。 「頼んだぞ!セブ○ガー!!」(←ネタ知ってる?) 「なにぃ〜!!」 ボンといって、もくもくと煙が上がる。 しかし、そこにはセブン○ーはなく、また、きたみちの姿もなかった。 ただ、傍らにはごみ箱が幾つか転がっているだけだった。 「ふっ、スタングレネードだったとは、これは一杯食わされましたね」 と、あくまで冷静にbeakerが言う。 「しかし、いったい彼はどこにいったのか?」 風見ひなたが当然の疑問を口にする。 「案外、そこのごみ箱に隠れているやも知れんな」 西山英志が、やや飽きれ口調でいいのける。 (ぎくっ) そのごみ箱の中できたみちは内心、ひやりとする。 「まさか、そんな馬鹿なことが・・・」 ゆきがそういう。 (だから、そんな馬鹿なとこにいるんだってば!) ごみ箱の中できたみちは心の中で毒づいた。 「でも、試す価値はありますね」 と、言うや否やbeakerは、愛用のデザートイーグルを引き抜き、問答無用で ごみ箱を片っ端から打ち抜く。 全てのごみ箱を蜂の巣にし、 「どーやら、ここにはいなかったようですね」 と、ため息交じりにつぶやくbeaker。 「よし、向こうへ行くか」 と、これは風見ひなたが。 「ところで、なんでみんなはあいつを追っかけているんだい?」 と西山が聞く。 「それがですね、あいつが、さおりんに、いや、さおりんのあのラージストな胸を さんざん、もみしだいた挙げ句、『乳でかパープー娘』と罵ったんですよ」 と、半分泣きが入った状態で風見が言う。 「そうか、俺の場合は、やつが、事もあろうに、俺の楓の「ふきふき」権なるものを 闇取り引きしてたらしい」 と、「俺の楓」のとこを強調してまくしたてる。 「僕も似たようなもんですよ。マルチの「ふきふき」権と「なでなで」権を・・・」 「そうか・・・」 と風見と、西山が肯く。 「私の場合は、彼が、坂下さんに対してせまる災厄をわざと避けさせなかったからですよ」 と、とことん冷静な口調で話すbeaker。 (ここらの話は駄作「悪夢目覚める?」参照のこと) 「とりあえず、向こうへ行くか?いつまでもここでこうしてる訳にもいかんだろう」 と、もっともなことを言う西山。 「そうですね。」とゆき。 ぞろぞろとそろいそろって、この場を離れる四人。 しばらくして がらん、とごみ箱がたおれる。そして中からきたみちが転げ出る。 「ふー、死ぬかと思った」 いや、普通は死んでると思うぞ・・・。 「やっぱ、これのおかげかな。これのおかげで防御方法を覚えたからね」 といって、懐から取り出した本。そこにはこう書かれていた。 「リ○グにかけろ」 と・・・。 「これの志○虎の『神技的ディフェンス』を会得したもんなぁ」 と一人で悦に入るきたみち。そんなことで技覚えれるのなら、教師はいらんと思うぞ、この世の中から・・・。 「ま、ともかくぶぢに逃げおおせたことやし、とっとかえるとしますかぁ!」 と、大らかな気分で一人ごちるきたみち。 だが、その後ろに影が忍び寄っていた。彼に災いをもたらす影が・・・ 「それでさ、なんでこの学園に来たの?」 柏木梓が手を引いている女の子に声を掛ける。 「うん、本当はね、お家で待ってなさいって、父上に言われたんだけど、 待ちきれなかったんだ」 と、少し舌足らずな口調で話す少女=靜。 「でもここは、危ないとこなのよ?それ解っててここに来た訳?」 と、もう片方の腕を引く来栖川綾香が尋ねる。 「けど、きっと、父上が守ってくれるし、それにいなくても守ってくれる人たちが居る って、父上がいってたよ」 と、さも嬉しそうに静が答える。 「そうか。それで、あなたの母上はどうしたの?」 と、これまた綾香が尋ねる。 それを聞かれたとき、静は少し戸惑いを見せた。 それで何かを感じ取ったらしく、綾香と梓は、しまったという顔をする。 「んーとね、母上はどこか遠いとこ入ってしまった、て父上がいってた。 もうにどとあえないんだって・・・」 すこし、目の端に涙を浮かばせながらそういう静。 その姿を見たときなんとなく罪悪感を感じる二人だった。 「けど、結構奥手そうで、そんな感じがしなかった『彼』が、まさかバツイチだったとはねぇ・・・」 と、さもあきれた口調で綾香。 「人は見掛けによらないって本当のことだったんだねぇ・・・」 と、こっちは、しみじみとした口調で梓がそれぞれ口にする。 「さてっと、確か聞いた情報によればこっちの方へ逃げたらしいわよ、『彼』」 と綾香が口調を元に戻していう。 そして再び歩き出す。ゴミ焼却施設へ・・・。 後ろからの殺気を感じ、きたみちはそっちの方へ向き直る。 そこには、セバスがいた。 「きたみちさまぁ〜!さぁ、薔薇の世界へ誘いましょうぞぉ〜!!」 「ぎえぇぇぇぇぇぇぇぇ〜!!来るな近づくな疫病神」 「さぁ、いきましょうぞ!!」 「だから〜、僕は薔薇になる気はないんだってば!」 といって、抜刀を始めるきたみち。 彼が持つ最強の技。「見様見真似、天翔鬼閃(みようみまねあまかけるおにのひらめき)」。 かって、柏木千鶴に食らった技だが、自分なりにアレンジして使いこなすようになった。 だが、彼には「柏木の血」は流れてはいない。だけども自身の「人斬り」としての 血を覚醒させることにより完成にいたった。自身が封じてきた「人斬り」の完全な 覚醒に繋がることもしらずに・・・。 彼の抜刀の冴えは凄かった。超神速を超えた、超超神速の抜刀術。学園一の実力者 と名高い、かの久々野彰もよけれるかどーかという速さ。いや、誰も避けることはできぬ 速さの抜刀。そして、たしかな手応え。 「殺ったか・・・」 「いえ、犯るのはこれからですぞ」 「なにぃ〜!」 振り向くとそこには無傷なセバスと、楯にされた名もなき男子生徒Aがいた。 「さぁ、まいりましょうぞ。まいりましょうぞ」 ふふふふふふふとげひた笑みを浮かべながら迫るセバス。 そこで、唐突に複数の殺気をきたみちは感じた。 (ま、まさか・・・。こうなれば・・・) 「セバスっ!!」 と、大声でセバスの名を呼びかけよる。 「おおう、やっと受け入れる気になってくれましたか」 と少し感涙しながら走りよるセバス。 たふ、とセバスを抱きしめるきたみち。そしてそのままセバスの体を殺気の方向に向ける。 数秒後、セバスの体に数々の暗器が突き刺さった。 そして、そのセバスの体を面倒くさそうに放り投げる。 「やっぱり、きたか!」 その言葉とともに銃の発射音が響き渡る。 そしてそれは、きたみちの右手を掠める。それと同時に刀をおとしてしまう。 「そりゃ、そうですよ。あんな大声を出せばね」 揶揄するようにbeakerが言う。 「ましてや、その右手じゃ満足に刀も使えませんよ」 と風見ひなたwith赤十字美加香が笑う。 「さあ、いざ覚悟!」 とゆきが躍り掛かる。 「悪いが、刀を無くしたときの戦闘法もオレは知っている。さらば、ゆき!」 何時の間にか、バックが車田調になっている。 「ブーメランテリ○ス!!」 と右フックを放つ。ぶっ飛ばされるゆき。 「テ、テリオスとはまさかあの・・・」 がくっと力尽きる。(ゆきさんごめんなさい) 「やりますね、これでどうです」 beakerがイーグルをぶっ放す。 「このオレに砕けないものはない!唸れ!ギャラクティカマグ○ム!!」 今度は右ストレート。 そのまま空のかなたに飛んでいくbeaker。(本当にごめんなさいbeakerさん) 「今度は私が相手だ。」 と立ちはだかる風見ひなた(以下略)。 何時の間にか目つきの変わったきたみちが風見に向かって言い放つ。 「オレ様のマグナムは無敵だ!!いけ、マグナム!!」 「ふっ、非道バリア!」 「ぐふっ」 「ふ、どうしましたこちらに届いてませんよ」 「貴様ぁ!婦女子を楯にするとは・・・。恥をしれ恥じを!!」 「セバスに、似たようなことをした貴方に言われたくありませんよ。さぁ止め行きますよ」 「え〜い!兎に角唸れ!オレ様のニュウブロウ!!スペシャルローリングサ○ダー!!!」 「うぞぉ〜!!」 と、妙な叫び声を上げて倒れる風見ひなた。 「な、なぜ、どうやって、非道バリアを・・・」 「簡単なことだ。美加香を楯にする僅かな隙を狙ってパンチを打ち込んだだけだ。」 「不、不覚」(風見さんごめんなさい) 「次はお前の番だ!西山!!」 「私に逆らおうというのか?愚かな奴・・・」 「うるせぇ!兎に角くらえ!ウイニング・ザ・レイ○ボウ!!」 と左アッパーを見舞う。 「な、なんでこんなやく・・・」 力尽きる西山。(ほんとうに、西山さんごめんなさい) 「ふっはははははっははははははははははははっははは!!これで、オレの 正義が証明された訳だ!!この健(たける)さまのなぁ!!」 「へ、へんたい二重人格男?」 背後から誰かが声を掛ける。 「きっきさまは!?梓!綾香!!」 そして、足元から声がかかる。 「ちちうえ〜!」 「し、しずか!!」 あからさまに驚愕の表情を浮かべるきたみち。いや、健。 はたして、二人の関係やいかに!? 以下続刊。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− どうでしたでしょうか?構想と少しズレが生じてしまいました。 後半の戦闘シーンにジン・ジャザムさまが乱入してくるはずだったのに?(笑) どこでどうまちがえたのやら・・・。 それと、るーんさま。だいぶ、予想と違う終わり方でしょ。これ(爆)。 もっとも、予定がだいぶ狂ったのが原因ですけどね(苦笑)。 最後に、今回、犠牲にしてしまった風見様、西山様、ゆき様 beaker様 (順不同)ほんとうにごめんなさい(謝)。