やぁ、僕の名前は、きたみちもどる。 ちょっぴりシャイ(?)でクソ真面目(?)な、やる気が少ししかない熱血な似非剣士さ。 今日は、学園巡回班(今勝手に作った)としての僕の一日の活動状況を公開しよう。 合言葉は、「ロードス・・・じゃなかった、学園の平和は、僕が守る!(ば〜い草尾毅)」 朝、今日も元気だ味噌汁がうまい! てなことを言いつつ今日も巡回だ。 ばん!! と豪快に扉を開く。 なんてすがすがしい朝なんだろう。 朝から豪雨だぜ! んな事を気にしていたら、仕事がはかどらん。さっそく作業開始だ。 浅黄色のだんだら模様の羽織をガクランの上に羽織り 腰に愛刀の『似非逆刃刀・真打』を差しさっそく巡回開始。 う〜んやっぱり刀は日本刀に限るね。 そう、某新撰組三番隊組長も言ってるしね。 いささかスキップ交じり、鼻歌交じり(もちろん曲は「沙織」)で巡回していると とっても重要な事に気付いた。 「あっ、僕、授業があるんだったけ・・・。まっ、自主休講と言うことにしとこう」 ・・・いいのか?そんなことして・・・・・? 作者みたいに留年しても知らんぞ(^^;。 まぁ、そんな事は兎も角、仕事仕事っと・・・・・。 しばらく、グランドやら校舎内を巡回してると、保健室前で奇妙な人影が・・・・・? 保健室の扉の前で何やら身悶えしている。 あからさまに不信人物だ。 さっそく取り押さえよう。 さて、保健室前の不信人物である。 其の名を柏木千鶴という。 むろんみなさんご存知なので、詳しい説明を省く。 こんなとこでなにをしているかというと・・・。 「最近、耕ちゃんたらつれないんだから・・・・・。 少しは私にもかまってほしいわ。 だからやるのよ。 もうすぐここを耕ちゃんが通りかかるのはすでに調べが付いているわ。 そこを 『持病の癪が・・・』 といってお腹を押さえる私。 そこを通りかかる耕ちゃん。 『大丈夫ですか?美しいおぜうさん』 なんていってかがみ込む。 そこから・・・むふふ・・・ああなって・・・こうなって・・・・・ ああんいや〜ん、うふ〜ん(はぁ〜と)」 といってセーラー服を着た格好で悶える美女一人。 確かに怪しいぞ・・・。 頭に大きな汗を浮かべつつ、僕は彼女に近づく。 「あのう・・・すいません、先生・・・・・。 大人しく縄に付いてくれませんか・・・・・・?」 やや、下手に言うと 「いやだ、もう〜耕ちゃんたらぁ〜♪」 駄目だ!!どうやら、トリップしてるらしい。 より一層、頭に大きな汗を浮かべつつ 「いや、あのね先生。 いい年して、恥ずかしい事しないでくださいよぅ〜」 涙目でそう訴えた。 その刹那、一瞬の閃光とともに、僕の体が宙に舞う。 「こ、これが『天翔鬼閃』(あまかけるおにのひらめき)かっ」 と言う言葉を吐きつつ、ぶっ飛ばされる僕。 その枕元に全身に返り血を浴びた、見目麗しい美女が一人すっくと立っている。 その美女は、その美しい顔に冷たい笑みを浮かべてこういった。 「きたみちくん。 あなたを・・・・・・・・・・・・殺します」 そしてその鬼の手を振り下ろす。 僕は、死を覚悟つーか、すでに走馬灯がスタッフロールになってたりしている。 そこへ、救いの神が・・・。 「おいおい、きたみち。 授業サボってなおかつ、頭から流血して何こんなところで眠ってるんだ?」 呆れた様子で柏木耕一先生が僕に語り掛けた。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 頭からどくどくと流血をしつつ、僕はかすかに首を動かした。 「今度の授業までにちゃんと宿題やっとけよ!」 やれやれといった口調で耕一先生。 そこへ 「あぁ、耕ちゃん!!」 「ぐへっ!!」 千鶴先生が顔をぱぁ〜と明るくしつつ、耕一先生に向き直る。 些細な事だが、その時に千鶴先生の踵が、思いっきり僕の頭を直撃した。 本当に些細な事だが・・・・・。 「へ?千鶴さんどうしてここに?」 ちょっとびっくりした様子で耕一先生。 「えっ!?いや、あの、そのぅ・・・・・・・・。 あぁ持病の癪が・・・」 といって、いきなり腹を抱えてしゃがみ込む。 「・・・千鶴さん・・・・・。 そんなこといっても全然説得力が無いですよ・・・・・」 頭の後ろに大きな汗を浮かべて耕一先生。 「そんなこといわないで、さぁ!」 といって千鶴先生は、耕一先生を無理矢理に保健室に引きずり込もうとする。 「ぎょえええええぇええ!お、おたすけぇえええ」 南無阿弥陀仏。 さよなら耕一先生。 あなたの事は・・・・・ あなたの尊い犠牲は、一生忘れません・・・・・・。 多分・・・・・。 忘れないんじゃないかな? まぁ、ちょっとは覚悟をしておけ(?)。 しばらくたって、僕は目を覚ました。 あれほど酷かった傷も、流れ出てた血も、今は完全に塞がり止まっている。 これも、自身に流れる『血』のおかげであろう。 それは兎も角、中庭で騒がしいぞ。 まぁ、いつもの騒ぎだろうが・・・・・。 こういうのも取り締まるのもこの時代に生きる、真選組の責務(?)。 僕は、大きく息を吸い込み 「いくぞっ!!」 といって、窓をがらっと開け、そして一気に飛び降りた。 中庭の騒動の主。それは、もう恒例となった感のある、ジンVSDセリオ の宿命(?)の対決である。 「今日こそ、今日こそ決着をつけてやるぜ!Dセリオ!!」 と、いきまくジン。 対して、Dセリオは、 「今までの対戦成績は、私の10勝2敗ですけど」 と、事実をありのまま、淡々と告げる。 そしてそれが、ジンの心に更なる火を付けることになる。 「てんめぇ〜、もはや許さねぇ! 更なるパワーアップを遂げた俺の力を見せてやるぜ!」 そう言うと同時に、どっからともなく、黒く長く極太のバットを取り出す。 そして、手には何時の間にか光り輝くエネルギーの球が握られている。 「いくぜぇ!バスターホームラン!!」 そして、手にしたバットで光の球をぶっ飛ばす。 光の球は、正しく光速の速さで持ってDセリオの顔をかすめていく。 そして勢い余って光の球は、たまたま見物に来ていた生徒Aの顔をぶち抜き そのまま校舎の壁へ叩き付ける。 同時に、辺りの壁や柱にヒビが走る。 (生徒A「お・・・俺は・・・・しゅ・・や・・・・く・・・・・・・」) その時巻き添えになった生徒が数名居るが、ここでは省略する。 「ふ、どーだ! 新たに搭載した新エンジン『縮退炉』が出すパワーは! 昔は、あの幻の発掘戦艦や身長200メートルの人類の守護神が搭載していた まさに、正当ヒーローのみに許されたエンジンなんだよ!」 と、背景に嵐が吹きまくり、大波が荒れまくらせながらジンは豪語する。 その時に、上から妙な叫び声をあげて落ちてきた男が波に飲み込まれもしたが、 気に留めるものは誰もいなかった。 「・・・テなこといってますけど、本当なんですか、先生?」 と、セリスが、傍らに居る柳川先生に尋ねる。 「あぁ、本当だとも。 彼自ら志願したからな。 それに、もう一つ私が独断で付けた物もある」 自信満々に柳川先生。 「な、なんですかそれ?」 恐る恐る聞くセリス。 「それは、小型核融合炉だ! 縮退炉の補助として取り付けてやったよ」 「格闘用にうんな危険なもんとりつけるな〜!」 セリスの突っ込みとともに大半の生徒は逃げ出している。 と、同時にあたりに地響きが響き渡る。 そして、妙な振動が辺りを襲う。 「・・・つ、次ぎこそは、外さねえぜ・・・」 息も切れ切れで苦しそうにジン。 「今のセリフ、この闘いで、10回目ですね」 またもや淡々と告げるDセリオ。 「だから、次は、はずさねえて、言っているだろうがぁ!」 またもや、絶叫するジン。 そして、先ほどの振動がこの闘いの場にも介在してきた。 「へへ、見てみろや、Dセリオ。 この大地も俺達の闘いを見て震えているみたいだぜ。 多分、この震えが止まるのは、俺達の内どちらかが倒れたとき。」 と、目をつぶり独白するジン。 「いや、俺が勝ってこの大地の震えを止めてみせる!」 ビシッとDセリオに指を差しそう告げるジン。 だが、その指先にDセリオは居なかった。 「何処へ消えやがった。 でてこぉ〜い!出てこなければ俺の不戦勝にするぞ!」 しかし、あたりには、生徒どころか、猫の仔一匹居なかったのである。 「む、空しいじゃないか・・・。こんな勝ちかた・・・」 一人嘆き悲しんでいるジンの上に大きな影が落ちる。 ふと見上げるとそこには、崩れた校舎の大きなかけらがあった。 自らのバスターホームランをぶち当てた校舎が、今や音を立てて崩れ去っているのである。 その事にジンが気付いた時、それは、優しい音を立てて大地にたった。 その後、騒動はいつものごとく、ジンが千鶴先生の「お・し・お・き」をくらったり なんだかんだあったりして、幕を閉じた。 まぁ、いつものように時は流れていったとさ。 一方、背景の荒波に飲み込まれた人影はというと・・・・・・。 「ここは一体どこですかぁ〜っ!!」 途切れる事のない人波。 あちらこちらで響く、売り買いの掛け声。 眩しいばかりのネオンサイン。 眠る事のない、亜細亜の不夜城。 水に浮かぶ酒家(レストラン)や天星小輪(スターフェリー)。 百万ドルの夜景と歌われし美しい町並み。 そうここは・・・・・。 亜細亜の楽園。 花咲くロマンス。 夢咲くバカンス。 二人の楽園。 恋咲く街・・・・・・。 『香港』であった・・・・・。 その中心街の一角、『皇后大通東(クイーンズ・ロード・イースト)』で 逆刃刀を腰に佩いた青年が叫んでいましたとさ。 めでたくもあり、めでたくもなし・・・・・。 (終劇) **************************************** きたみちの初期作品リニューアル化第一弾、いかがでしたでしょうか? 初期作品は、今とちょっと設定が違うところもあるし 今みたいに家で書いて、フロッピーに収めて学校から流す事ができなかったので 誤字脱字が多い事多い事(^^;。 だから、手直しを加えて新たに投稿し直しました。 以前の作品と見比べてくれたら、かなり書き換えてる事が分かるかも。 でわ、これにて・・・・・。