Lメモシンデレラストーリー『ハイドから愛を込めて(汗)』 投稿者:風見 ひなた
 みなさんはじめまして。
 僕には名前がありません。
 試立Leaf学園における僕の役割はモブです。
 別名エキストラとか通行人とかその他とか背景とかともいいます。
 さて、今一体僕が何をしているかですが……。
 単に散歩しています。
 いいじゃありませんか、お散歩。心が洗われるようです。
 血の巡りが良くなって思わず受験生なのにSSの材料が浮かんだりもしてきてしまいま
す。でも書いちゃうとSS使いになってしまうので書きません。どっかの馬鹿は未だに書
いているそうです。センターの成績見ても未だに懲りないんでしょうか。

 ひゅるるるるるるる〜〜〜、がすっ!

 …………………………………………はっ。
 なんだか数時間ほど気絶していたようです。何処から降ってきたんでしょうかこの
『天誅』と書かれたバケツは。
 突っ込むとヤバそうなので見なかったことにしましょう。
 僕はそう思って顔を背けました。
 と、そのとき僕はバケツの下になんだか黒い穴があるのを見つけました。
 一体、何なんでしょうか。
 怪しいモノには近寄らない。それが背景の役割にしてこの学園で生き延びるコツ。
 賢明にも僕はそっぽを向いて歩き出しました。
 しかし、ああ、なんとこの世は皮肉と理不尽に満ちているのでしょうか。
 向こうから『忙しい、忙しい』と時計を見ながら走ってきた巨大なオブジェが僕を思い
っきり突き飛ばしたのです。
 僕は彼のその赤すぎるぐらいに赤いシルェットを見ながら、穴に落ちて行きました……。


 気が付くと、僕はなんだか真っ暗な場所に寝ていました。
 そして、人影が僕の顔を覗き込んでいます。
 てっきりヒューマンミューティレーションでもされるのかと思ったのですが、残念なが
らそれは銀色で目が大きくて小さくMIBに連れ去られる皮をはがれたサルの死体にちょ
っと似ている優しくシャイで研究熱心なうちうじんさんではなく美少女でした。
 緑色の髪をした少女は、僕が意識を取り戻したのに気付くとおおっ!と叫びました。
「おねーちゃんおねーちゃん、この人気が付いたよ!」
 途端に、たったったと暗闇の中から少女と同じ顔をした紅い髪の少女と茶色い髪の少女
が走り出てきます。
「こらっ、ティーナ!女神様が下々のモノと話すときはもっと威厳があるしゃべり方をし
なさいって言ったじゃないか!」
「へへーんだっ、ルーティおねーちゃんだってダメじゃない!」
 二人が喧嘩を始めると、優しそうな表情をした紅い髪の少女が全身に笑みを拡げると、
とても口では言えないくらい酷い折檻をしました。
 僕があまりのことに立ちすくんでいると、彼女は僕に気付いて荒い息を整え、言いまし
た。
「よくぞ参りました、異界からの旅人よ…」
「………………」
 その表情は慈愛と神聖さに満ち、普通のエキストラならへへーーっとひれ伏したくなる
ような姿でしたが僕はこいつらの本性を知っているので騙されませんでした。
 僕が黙っていると、紅い髪の少女はこほんと咳をして続けます。
「ここは私達三柱の神が支配する世界……異界の者よ、あなたの居るべき世界ではありま
せん。時空の穴に落ちたことは忘れ、あなたの世界で存分に寿命を全うして戴きたいので
す」
「つまり、帰れってことか?」
「ありていに言えば」
 しばらくの沈黙の後、紅い髪の少女はこほんと咳払いして言いました。
「とはいえ折角ここまでいらっしゃったのです、あなたの望みを一つだけ叶えてあげよう
ではありませんか」

 それが、僕の運命の分岐だった。


 Lメモシンデレラストーリー『ハイドから愛を込めて(汗)』


「とはいえ折角ここまでいらっしゃったのです、あなたの望みを一つだけ叶えてあげよう
ではありませんか」
 僕はそのお言葉に、唾を飲み込んで応えました。
「ナイっす」
「あ・る・で・しょ?(ずずいっ)」
 効果音を響かせつつ紅い髪の少女が詰め寄ってきた瞬間、がばっと後の二人も目覚めま
した。
 緑色の髪の少女もぐぐっと拳に力を込めて言います。
「そう!例えどんなに卑小でちっぽけで名前すら与えられず背景として雑草のような扱い
をされ一生くだらない人生送って貴重な資源を枯渇させるしか能のないゴミムシのよーな
あなたでもきっと何か分不相応で思わず鼻で笑っちゃいたくなるよーな野望を抱いてしま
っているはず!」
「………しくしくしく」
 僕は膝を抱えて泣きました。
 そんな僕に、茶色い髪の少女が叫びます。
「そう!あなたをあたし達の力で主役にしてあげましょー!」
「ええっ!?あの藤田君ですら達せられなかった偉大なる夢を僕に!?」
 僕が驚愕のあまり声を張り上げると、彼女たちは床にうずくまって泣き出しました。
「何故泣く」
『…………あんたらって…………とことんムシケラなのね………』
「ほっとけや」
 それはともかく。
 三人は再び立ち上がると、思い思いのポーズを取りながら順番に叫びました。
「さあ、私に任せれば愛と青春の純愛ラブコメディーに!」
「あたしが力を与えれば血沸き肉踊る冒険スペクタルに!」
「ボクにおすがりすれば痛快なドタバタコメディに!」
『さあっ、誰の力を借りるの!?』
「…………やめときます」
 ぐわし。
『逃げられると思ってるのかなぁ〜〜?くっくっく』
「い゜や゜あああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」


 気が付くと僕は校庭の片隅に立っていました。
 いつもと変わらない光景……しかし、僕には自分の存在をはっきりと知覚できます。
 頭の中からは女神達の声。
『さあ、あなたに相応しいタッチを選ぶのです。今日の12時35分、昼休みのチャイム
が鳴り終わるまでに決めないと……』
『キミは元の通行人にすら戻れなくなっちゃうんだよぉ☆』
 あああああああっ、恐ろしい!?
 まずい……早く決めないと……!
 ぽんっ。
 そのとき何者かが僕の肩を叩きました。
 振り返ると、来栖川空という名の捨てオリキャラが親しげに僕を見ていました。
「こっちへおいでよ〜〜〜」
「うわあああああああああああっ、サクリファイスは嫌だぁぁぁっ!!!!」
 全力ダッシュ。


 ううっ、恐ろしい。はぐれにだけはなるまい。
 とりあえず動かなくちゃ……!
 よしっ、まずは格闘だ!闘いに生きる男の道!
 そして格闘と言えば美少女キャラ!!(←作註:何故だ?)
「てなわけでそこの青いのぉぉ!もらったぁぁぁっ!!!!!!!」
「何ですかあなたはっ!?」

 がすっ!(青い人ハイキック)

「うぇーーん、変な人だぁぁぁ!!(逃亡)」
 …………………………………………………。

(むくっ)

 ふ。どうやら僕は格闘には向いていないらしい。
 よしっ、次はアクションに挑戦だ!

「あなたはまた学園の秩序を乱すのですか……!」
 ずがががががががががががががががががががががががががが(マシンガン)
「今日こそ年貢の納め時だDセリィィィィィ!」
 ちゅごぉぉん、ばしゅっ、どっかぁぁぁん、ろけっとぱーんち!(いつものアレ)

 ………………………………………………………。
「いきなりハチの巣かぃ………(汗)」
 ちがう、違うんだ!
 やはり銃火器は駄目だっ!うむ、ここは一つサスペンスの方向に

「鬼畜狩りに参上ッ!」
 ざきゅっ!
「ぐはあああああああああああっ!?」

『突然彼を襲った謎の凶刃。果たして彼を殺したのは一体誰なのか。容疑者は刀を所持し
ていたSS使い達……名探偵の推理が冴える!』

「って僕が斬られてどうするかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
 もういい、シリアスはやめだ!
 男ならラブに生きるべしっ!
「てなわけでそこの彼女ーーーーーーっ!」
「なんですかあなたはっ!?」

 火行奥義、火辰烈鳳。

「く………純愛ではないというのか。わかったぞ、ハード路線だな!?」
「いやあああああああああああああっ!!!!」

 (作註:美加香、半殺しは過剰防衛だろう)

「うぁーーんっ、雅史せんぱーーい!」(泣きながらダッシュ)
 ……………。
「な……何故だ。ラブは駄目か!?」


『それは愛じゃないよね☆(BY愛の女神)』


 そのとき、僕の頭に天啓のようにアイデアが浮かびました。
「そ、そうか!僕は悟ったぞ………幼児路線だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「きゃーーーっ、おかあさーーん!」
 ずざざざざざざざざっ。
「むっ、笛音が襲われておる!」
「一族の敵じゃな!?」
「ふえねちゃんをいじめるなー!」
「女王様、ご決断を!」
「女王様!」
「……ヒメカワ星人の名に掛けて抹殺せよ!」
「わーーーっやっちゃえーーっ!」

「うぎゃああああああああああああああああああああああああ!?」
 てめえらは群体生物かっ!?
「ああああっ!?貴様、俺の笛音に何しやがるっっっ!!!!!!」

 追撃ダークミスト発動!(パワーMAX)

 ぷしゅううううううううううううう。
 ………………………………ふぅ。死ぬかと思ったぞ。
 ってゆーか、何で生きてる、僕。
 しかし、女の子は大きくても小さくても駄目か。
 ならば仕方あるまい……。
「薔薇だーーーーっ!」
「私のおにぃさまに手を出すなぁぁぁ!!!!」(アブストラクト過電粒子砲発動)

「んじゃショタだぁぁぁ!!!!」
「なにすんだにーちゃん!」(宝貝反撃盾発動)


「な……何故だ、ラブは駄目なのか!?やはりコメディしかないのか!?ドタバタギャグ
なのか!?」

 ちゅごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

「ち、畜生!作者め、ギャグと言えば取り合えず爆発を起こすんだな!?後残ってるもの
といえばホラーと」(キケリリ・キケリリ………ぷちっ)「サイコ系と」(ルリコォォォ!)
「伝奇と」(かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁえでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!)「怪獣モ
ノくらいしかないじゃないかぁぁぁぁ!!!」(ずしん、ずしん。きゅーーー?ぱくっ)

「う、ううううううっ」
 ぜーぜー。
「い…いくら何でもファンタジーとか」(フィルスソードでどん!)

「SFとか」(戦艦冬月でどん!)

「う……ううっ、やるわけにはいかないしっ…。ましてや音楽ドラマとか病院ドラマとか
なんて専門は」
(「はーーーい、魔法のアイドルことアイドルユキ、歌いますっ!聴いてください!」)
(「……」)
(「魔法の看護婦ダークエンジェルセリカとそのお供のエーデルだにゃ!傷ついているよ
うなのでワクチン注射して下さるそうだから有り難く思うにゃ!」)

「げほぉっ!?ムリ…だし…あとは時代劇」
(ざきゅざきゅざきゅざきゅ!)

「ロボットモノ」
(「ゆっけぇぇぇ、Vセリオォォォォォ!」)
(「おらぁぁぁ、イデオソソード!!」)
(「爆裂!メイプルフィンガァァァァ!」)

「動物モノ」
(「きゃはははははははははは!」ぶしっ!「ふにゃ?何か踏んだかにゃ?まあいいにゃ」)

「バ…ラ…イテ…ィ」
(「ダァァァァリィィィィン!」「ひぃぃぃぃぃぃ!」ぶし、ぶみ、ぼきっ!)

「ぜ……全部ダメじゃん…………(ぱた)」
 ひゅうううううううううううううううううううううう。
「(がばっ)一体僕は何をすればいいんだぁぁぁぁぁ!?」


「……すごい、この人背景以外何の取り柄もないよ」
「本当にいるのねぇ、学園モノの背景以外何にも出来ない人って」
「でも、このまま背景に戻すわけにも行かないよ?」
 三人は顔を見合わせると、こくっと頷いた。
『…よし』



 こーして彼は……。
「てめぇ、何じろじろ見てやがる!もういい、てめえ暗殺だ暗殺!おらぁぁぁ!」
 すっかりグレちゃって今や立派な風紀委員会暗殺部隊のリーダー永井君です。
 めでたしめでたし、てへっ☆
「ざけんなコラァァァァァ!!!」


        あとマンザイとお料理番組が残ってたんだけどね

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
み:さて、質問です
ひ:ほぉ?
み:今回……どのへんが『ハイドさんの愛』なんですか!?
ひ:ああ……それか……(遠い眼)
  去年の冬にねぇ、草の設定資料出したんだな……でも、そのときハイドさんが既に殺
  しちゃったキャラが居てねぇ……
み:はぁ
ひ:『代わりに永井とゆー名を使ってくれい』と言われたのでいっそのことこんなSSに
  しちゃったよーん。以上
み:……………………………………(汗)
ひ:……………なんだその眼はぁぁぁ!!!馬鹿にしてるんだな!?センターで600点
  なかったからって僕を馬鹿にしてるんだなぁぁぁ!?
み:きゃあああああああっ!?

 (しばらくお待ち下さい)

み:もー、誰もひなたさんが馬鹿だとかマヌケだとかあんなに自信満々で岩下さんにミエ
  切ったくせに120点とってこの大ボラ吹き野郎がとかみんなに年賀状貰ったりとー
  るさんにお礼の手紙も出さなかったくせにこの点数かよこの低能がとか思ってません
  よぉ☆
ひ:…………ほぉ。
み:今のは全部単なる心構えですから。
ひ:ん…………?てめえっ!それはやっぱり思ってんじゃねえかぁぁぁぁ!!!!!!
み:きゃああああああああああああああああああああああ!?

ルーティ:それでは「年賀状くれた人励ましてくれた人ありがとぉ!」ルーティと!
ティーナ:「実は去年のクリスマスから今日までパソコンに触ってなかったり☆」ティー
     ナがお送りしたよぉーーーっ!
マール:とゆーわけでみなさま明けましておめでとうございます♪

ひ・み:………おや?