Lメモ外伝「鬼桜」 投稿者:風見 ひなた
 四月も終わりに近付くと、桜は次第に散り始める。
 薄桃色のまるで雪にも似た吹雪となる桜の花は何も語らない。
 そういうことになっている。
 だがそれは嘘だ。
 桜は雄弁だ。美しく大きく華を咲かせる桜は古くからこの島国の人間に話しかけていた。
 それは美、或いは夢。または惑い。そして命の短ささえも。
 語りかけは我々に情緒を与え、そして同時に文学性にすら結びつく。
 『満開の桜の下には死体が埋まっている』
 かつてそういう小説があった。
 川柳の題材になることも多々あったという。
 桜よ、古くから伝わる美しい花よ。
 今一度我等に伝えよ、お前が見て過ごしてきた日々を。


 Lメモ外伝『鬼桜』


 学園高等部の二年校舎裏をずっと進んでいくと裏山にたどり着く。
 さらにそこを登っていくと森林につく。
 裏山自体が学園の所有物であるため手入れはかなり行き届いている。
 学園の生徒達はよくここに入ってくる。
 日当たりはかなり良く歩道も整備され、散歩や待ち合わせ、デートには結構向いている。
 さてこの道を更に進んでいくと、一本の大樹がそびえているのが遠くからでも見える。
 オニザクラというかなり大きめの桜の樹で、樹齢は500年は軽くある。
 しかしこの樹は既に老い、学園が出来上がる前から花を咲かせることもなく久しい。
 奇妙なことに老木はそこだけ円を書いて切り離されたようにたった一本だけそびえたち、
その周囲には一本の樹も育つことはないのである。
 この桜の樹は非常に目立つため、待ち合わせにも良く用いられる。
 だが彼等も決してここには長居することはなく、すぐさま立ち去ってしまう。
 二つ怪談がある。
 一つは夜間、この樹の下に行くと嘆き悲しむ着物姿の女性が見えるのだという。
 もう一つは夜間、この樹の下で武者姿の侍が見え、近付くものを斬り殺すのだという。
 どちらが本当なのかは定かでない。
 そんな樹である。

「桜の季節も終わるな……」
 佐藤昌斗はそう呟いて、樹にもたれかかった。
 四月も終わりに近付き桜の花はみな春一番に吹き飛ばされ、やがて葉桜の季節が来る。
 この時期になるとそろそろ楽しみになるのが五月はじめの連休だが、その前に色々とや
るべきこともあるためまだのんびりとは出来ない。
 佐藤は大きく欠伸をするとずるずると樹の根元にしゃがみ込んだ。
「……ひづきめ、何してるんだ?」
 従妹である隆雨ひづきとここで待ち合わせした佐藤だが、一足早くついてしまった。
  仕方なく何をするでもなく時間を潰すしかないのだが、これがまた暇だった。
 寒い冬が明け、暖かい春。
 脳がとろけるほど穏やかな時間の流れを伴うこの時期に何もせず待てと言う方が難しい。
「まったく、この時期に眠らずにいろってほうが酷だな……」
 佐藤はそう言って目をごしごしとこすった。
 全く眠くて仕方がない。
 ちょうど老木が日光を遮り、眠るにはもってこいの状況だ。
「くそー、あと一分して来なかったら寝るからな」
 暇つぶしに60から時間を数え始める。
 だが、それが40にもならない内に……佐藤は眠りの淵へと引き込まれていった。


 冷たい。
 何故だろう、春だというのに何か冷たいものが顔に触れる。
 しかし身体全体は決して寒さを感じるわけでもなく暖かい。
 何が触れているのだろう、その感触はあくまで柔らかくて。
 そう、まるであの冬の粉雪のような……
「雪だと!?」
 佐藤は目を大きく見開いて飛び起きた。
 確かに暗く曇った空からは雪が舞い降りてきていた。
 その粒はひどく小さく、細雪(ささめゆき)という呼び方がしっくりくる。
 だがそんなはずはない。
 今は四月のはずだ。
 いくらなんでもこの隆山の街は四月に雪が降るほど寒くはない。
 一体自分が眠っている内に何があったというのだろう。
 佐藤はふと背後を振り返った。
 そこで少し驚く。
 自分が先ほどまで寄り掛かっていたはずのオニザクラの樹がない。
 よくよく見てみれば、自分がいる場所も先ほどと風景が変わっている。
「冗談だろ……寝てる内にアラスカにでも運ばれたってか?」
 そんなはずがないのは佐藤も重々承知していた。
 佐藤はこの風景を見たことがある。
 確か裏山を更に奧まで行ったところにある林で、今では誰も訪れる者がいない場所。
 たまたまひづきと二人で発見するまでは誰も立ち入ったことがないであろうと思われた。
 何故そんなところに自分は寝ているのだろうか。
 佐藤はもう少し良く周囲を観察してから、変わったことに気付いた。
 樹の配置がこの前と違うようだ。
 だが大まかな座標は合っている。
 もう少しよく探ろうとしたとき、佐藤は背中がびりびりするほどの殺気を感じた。
 本能的に危機を感じ、佐藤は素早く身を起こす。
 何かがいる。
 とてつもなく強い何かが。
 今の学園にこれほど凶悪な殺気を放つ者は少ないし、正直好奇心はある。
 佐藤はむざむざそれを確認しに行くほど愚かではなかった。
 しかもその数は一つだけではない。自殺行為だ。
 愛刀を握るとこっそりと殺気とは反対の方向へと走りだしていった。
 その道を降りながら、佐藤はこれがあのオニザクラの大樹の方へと向かう道であること
に気付いた。
 あそこまで降りることが出来れば学園も近い。
 ひづきが待っているはずだし、誰か強い者に助けを求めることもできるだろう。
 佐藤はそこまで考えて何かむずがゆいような奇妙な遊離感を覚えた。
 どこか現実とはかけ離れた場所に居るような気がするのだ。
 確かに五感はある、意識もはっきりしている、だが何故かどこかでいつもとずれている
ような気がして仕方がない。
 今日は愛刀の『運命』も沈黙し、一言も口をきかない。
 佐藤は何故か胸騒ぎがしてならなかった。

 ようやく佐藤はかなり下まで降りてくることが出来た。
 しかし何かが記憶と違う。
 頭の中のイメージと一致しないのだ。
 下へ降りてきたとき、その違和感の正体に気付いた。
  桜の老木がない。
 あの花を咲かせない巨大なだけの枯れかけた木がなくなっていた。
 ただそこには一人の男が立ちつくしていた。薄手の甲冑であったであろう壊れかけた鎧
に身を固めているが、その様子は痛ましく、鬼気迫っていた。
 体中からおびただしい血を流し顔の半分を鮮血に染めてなお、その男は一歩も譲らぬと
ばかりに立ち続けていた。何かを護るかのように。
 佐藤は驚愕のあまり立ち止まり、顔を強ばらせていた。
「馬鹿な……」
 我知らず呟きが口に出る。
「そんなはずは……」
「何がそんなはず……なのだ。私がまだ生きていることが、か?」
 男は刀を抜き放ちながら佐藤に呟いた。
 その目には青い炎がちらちらと揺れている。正気ある者の眼ではない。
 佐藤は唾を飲み下しながら頭を振った。
 この男は危険だと、直感がそう告げていた。
「いや……ここに……桜の樹が……」
「やはり桜姫が目当てか」
 男は敵意溢れる目で佐藤を睨み付けると、刀を中段に構えた。
 隙はない。かなりの……いや、達人級の手練れだと佐藤は判断した。
 型はかなり古い流派に入るようだ、少なくとも江戸期に入る前に誕生したものに見える。
 男は軽く息を吸うと、気合いを叩きつけるように佐藤に叫んだ。
「……姫は渡さぬぞ、鬼めがっ!!」
「お、鬼!?」
 佐藤は面食らって男を凝視した。
 何か分からないが、この男はどうやら勘違いしているようである。
 そこを上手く突けば和解できるかも知れない。
「じょ、冗談じゃない!俺は鬼なんかじゃなく、ただの学生で……大体桜姫ってなんだ!?」
「惚けるな、姫を取り返しに来たのであろう!?だが姫は渡さぬ!渡さぬわぁぁ!」
 男はそう宣言しながらわずかに足の位置を動かした。
 そして佐藤は見た。
 肩越しに映る、男が『姫』と呼んだ者の姿を。
「し………死体っ!?」
 佐藤は叫んでしまった後で気が付いたが、既に遅かった。
 男は目から紫炎を吹き上げながら歯を軋ませていた。
 そして次の瞬間、喉が割れるばかりに絶叫した。
「貴様ァァァァァァァァァァァァァッッッッッッッッッ!!!!」
(キレやがったっ!!)
 佐藤が見たのは既に朽ち果てカラカラに乾ききった骨であった。
 骸骨が男の手によってだろう、着物を被せられて横たえられていたのだ。
 この男は間違いなく……気がふれている。
 目が霞むほどの急激な勢いで男の身体が接近する。
 佐藤は反射的に『運命』を抜き放ち、縦に構えた。
 次の瞬間には腕の骨が砕けるかというくらいの強力な剛剣が佐藤をさがらせる。
「くそっ!!」
 佐藤は素早く左足を強く突き上げるような蹴りを男の水月に当てた。
 男の動きが一瞬止まり、その隙に佐藤は大きく跳び下がった。
 じんじんと痛む右腕で手を開閉させながら、自然ひきつる笑みを顔面に貼り付かせる。
「冗談じゃないな……ったく」
 防御はまったく省みていないが、その反面威力とスピードは驚異的だ。
 この調子で次の一撃を受けたらちょっと危ないことになるかも知れない。
(どうする……逃げるのはまず無理だ。防御力がネックらしいがあのスピードをかわして
攻撃に移るにはあの攻撃を防がなくちゃいけないが……)
 それはどう考えたところでまず不可能であるように思われた。
 とんでもなく攻撃が重く、受けたら手が痺れてしまうのだ。
 その分連続しての攻撃はないと考えていいが、この際それは何の意味もなかった。
「一回斬り合わせただけでいきなりピンチか……まずいな」
 佐藤が呟いたとき、手に握っていた『運命』からようやく反応があった。
『主よ、お困りですか?』
(今頃話しかけるなよ、ちょっと遅いかも知れないぞ)
 精神だけで会話を続ける。
 目線は男に向けられたままだ。
 少しでも目をそらせば男はすぐさま飛びかかってくるだろう。
 相手は手負いの獣そのものだった。
『申し訳ありません、この空間の磁場に意識を同調させるのが遅れまして』
 『運命』は珍しく歯切れの悪い表現をしてから、それを埋め合わせるようにきっぱりと
した口調で言った。
『相手を倒すのは簡単なことです、相手の本性を暴き出せば物の怪は力を失います』
「物の怪?あいつが妖怪だって言うのか?」
 確かに鬼気迫った狂人だが、見た感じでは普通の人間に見える。
 ただし顔の半分は血に覆われ、歩くことが出来ないはずの傷を負ってなおその動きは力
強く、明らかに人間の体力で出来る芸当ではなかった。
『物の怪は妖怪ではなく、強い意志を持つものの化けた物……例えば怨念』
 『運命』はそこまで言って、呟いた。
『主よ、一太刀あれば倒せます……私に任せて下さいますか?』
 佐藤は顔に薄く笑みを浮かべると、きっぱりと呟いた。
「当然だ」
 そして佐藤はこれまで敵と拮抗していた気合いを緩めた。
 それを集中力の限界と見てか、男は身の毛もよだたんばかりの気合いを込めた奇声を上
げ、極限まで高められた瞬発力で一気に佐藤に飛びかかった。
 だがそれは予想通りだった。
 佐藤は『運命』を高く掲げ、迫り来る男に向かって一気に振り下ろす。
『外法照真鬼魂裁雷っ!!』
「正体見せろ物の怪ええっ!!」
 刹那『運命』から一条の青い剣閃が放たれ、男の身体を包み込む。
 『運命』の蓄えていた力が破邪となり虚像を破り、そのあやしとしての真の姿を示さん
と強く輝いた。
『う…………うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!』
 男の身体が青く明滅し、絶叫と共にその真の姿が現れる。
「なっ……………!?」
 佐藤は男の姿を見て、絶句した。
 武者姿の男の顔は今や完全に崩れ落ち、土気色に変色した骸骨が露になる。
 そう佐藤は一瞬思ったが、そうではない。
 男は骸骨そのものだった。朽ち果てた骸骨が刀と甲冑を持ちこちらを睨んでいた。
 その目には瞳の代わりに青く凶々しい炎が揺れ、憎悪を糧に燃えさかる。
 幽鬼。
 それが男の本性だった。
『私は……私はこの身朽ち果てようと姫を護る!!護るのだァァァァァ!!それが……そ
れが私に残された……ただ一つの償いィィィィィッッ……!!!』
 悪寒を催させる咆吼を聞きながら、しかし佐藤は悲しい目で幽鬼を見つめていた。
 先ほどまでの恐怖も脅威も今はない。
 相変わらず強烈な邪気を発散させているが、佐藤は全く怯まなかった。
 ただその眼には憐憫が漂っているだけだった。
「……それで姫様が幸せになれるのかよ。あんたが死んでからも護ったところでそれで往
生できるのかよ。出来ねぇだろが……っ!!」
 佐藤はそう叫んでから……跳んだ。
 幽鬼も、また。
 その動きは相変わらず機敏で渾身の気迫に満ちていた。
(全く、どこが力を失うって?嘘つきやがって……)
 佐藤は内心で毒づいてから……空中で交差する。
 当然二者の剣は打ち合わされるべきであっただろう。
 だが佐藤がとった行動は斬檄ではなく、外から手首を狙った左の足刀だった。
 さすがに刀は手離さなかったものの、幽鬼は一撃に込めた必殺の斬りの期を逃した。
 それは必殺の剣を放とうとする幽鬼にとっては致命的な失敗であり、故に幽鬼は攻撃を
中止した。
 佐藤もまた大きく体勢を崩していたが、だがこの状況こそが佐藤の狙いだった。
「ただ……一撃でいいんだとさ」
 そう呟いて、佐藤は『運命』を背後を向けた幽鬼の胸へと投げつけた。
 普通の剣士なら絶対に戦闘中に刀を投げたりしないだろう。
 その意味で佐藤昌斗は非凡な剣士だった。
 幽鬼はさすがに殺気を感じて避けたものの、『運命』は自ら軌道を変えるかのように動
き、そしてその左胸を深々と貫いた。
『破邪裁雷……さようなら哀しき者よ』
『グ………』
 幽鬼は一声呟くと、左胸から広がる青白い光の爆発に耐えるように呟いた。
『姫よ……あなたを死後なおこの地に縛り付けたことを……』
 その身体が青光に包まれ掻き消える。
『許し給え……』
 そして幽鬼は消滅した。
 地面に降り立った佐藤は哀しい目で呟いた。
「償ったところで姫様は喜ばないさ。あの世で幸せにな、身分違いの恋も今なら叶う……」
 それからふうっと深いため息を付く。
「後味……悪かったな」
 そう言いながら『運命』を拾い上げる。
「お前、あんな隠し芸あったんだな」
『……忘れて下さい』
 『運命』はわずかにそう言って、やがて沈黙した。
 佐藤は敢えて何も言わず、空を見上げた。
(運命……か。さだめを、断ち切る剣……)
 そこで佐藤はあることに気付いた。
 細雪が降っている。
 先ほどよりも大量に。
 これはどうやら積もりそうだ。
 そう思ってから、佐藤はゆっくりと後ろの気配に向かって振り返った。
 幽鬼を倒してからずっと感じていた気配。
 そこにはあの巨大な桜の樹がそびえ立っていた。
 その根元には着物を着た美しい娘が佇んでいる。
「あなたは………」
 娘はにっこりと微笑んで、すうっと樹と同化していった。
「『桜の樹の亡霊』………………いや、桜の精…………?」
 雪が積もる。
 静かに音もなく積もってゆく。 
  佐藤はその静寂の中に一人立ちつくしながら……じっと桜を見つめていた。
  雪が、積もる……。
 積もってゆく………。


「……兄!昌兄!!」
「………ん?」
 昌斗はゆっくりと眼を開いた。
 目に涙を大量に溜めたひづきが自分を見下ろしている。
「……ひづき?」
「昌兄!!良かった、目が覚めたのね!!あと5秒起きるのが遅かったら三年殺しキメよ
うかと思ってたところよ!!」
「お前な……」
 そうは言ったものの、佐藤は悪い気はしなかった。
 涙を浮かべてるひづきを見ると、心配してくれたのだという事がよく分かる。
 反撃するから口には出さないが。
 ひづきはふーーっと大きく息を吐くと、胸をなで下ろした。
「びっくりしたよぉ……昌兄ったら桜の花びらに埋もれて動かなくなってたんだから」
「桜の……花びら?」
 佐藤はゆっくりと上を見上げた。
 枯れていたはずの桜の花が満開に咲き、大量の花を二人の上に落としている。
 ひづきはうっとりとした視線を向けて散花の洪水に打たれていた。
「不思議ね……枯れていたはずなのに」
「ああ……」
 佐藤もまた深い色を湛えた瞳を頭上に向ける。
「まるで……細雪のようだ」
 そう呟いた途端、つむじ風が巻き起こり花びらが宙に舞い上がる。
 そして更に大量のまるであの雪のような光景が辺りに満ちる。
 何も見えなくなる薄桃色の風の中、佐藤は小さく細い声を聞いた。
『ありがとう………』
「……どういたしまして」
 そのまま桜色の風は竜巻となって空の彼方へと飛び去っていった。
 あの風はこのまま彼岸へと飛んでいくのだろうか。
 向こうで待つ愛しい男の元へ飛んでいくのだろうか―――。
「なあに、考え深げな顔して」
 ひづきの声に我に返った佐藤は、わずかに苦笑しながら呟いた。
「この春最後の贈り物だ……って思ったのさ」



 昔、武士なるおのこありけり。
 仕えし姫の桜なりぬると恋仲に落ちけれど、身分違いて夫婦ならざりける。
 あるとき姫が贄に鬼の元へ差し出されしとき、おのこ単身山へ向かえり。
 鬼の住処へ忍び入り姫見つけけれど、姫既に去にたり。
 おのこ、姫の躯を抱き山を降りぬれど、鬼に傷を負い動くこと能ざればすなわち躯を埋
めそれを守りて朽ち果てたる。
 桜姫の躯より花芽葺き、やがて大樹となりて茂らば後の人姫の桜の精になりたまいける
と口の端にのぼりけり。
 これよりこの桜を鬼桜と名付け人大いに愛でけれど、時も大いに過ぐれば姫の桜もよう
よう失せ給いにて今人知らずになりにけり。
                        雨月悲恋鬼憚補遺録第十二段『姫の桜の精になり給うこと』


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ひ:とゆーわけで久々のシリアスですがいかがでしたでしょうかっ!!
み:久々って訳でもないと思いますけど……(汗)
ひ:前回剣戟モノやったら佐藤さんがのけ者にされて寂しいとおっしゃっていたので罪滅
  ぼしに書いてみました!!佐藤さん、これでいかがです?
み:今回は凄い、Lキャラが全く居ない(苦笑)
ひ:どーしても話の都合上……極力人を減らしてかつ美しい話にしたかったし。
み:風景の見た目の美しさにこだわったんですね。
ひ:出来ることなら文章はともかく頭の中で光景をイメージして読んで欲しいです!!
み:ひなたさんってごくまれにビジュアルの美しさに凝りますよね(苦笑)
ひ:でもなかなか良い手応えを感じたぞ。これなら東鳩のシリアスにも耐えられるかな…
み:ところで今回の話と前世編の繋がりは?
ひ:全くないです!たまたまそういう武者の霊と桜の精になった姫がずっと留まっていた
  ってことで!!
み:つなげたい人はつなげても可(笑)ではそーゆーことで!!
ひ:「いい加減に東鳩書きたいっ!!でも時間が!!」風見ひなたと!
み:「今回は時期ネタなのでこの話を優先しました☆」赤十字美加香がお送りしましたっ!!