Lメモ俺的外伝7『はょっと時季外れだよ、俺』(盆も過ぎたしな)後編 投稿者:ジン・ジャザム
 うっ……また長すぎたよ。
 後編です〜。

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 夏の18話『悪夢――赤い薔薇の散華――』


「…………熱い。」
 ジン・ジャザムは呻いた。
 いつもの威勢はどこに行ったのやら、地面に座り込んで「ぐで〜」といった感じにバテ
ている。
 全ての武装は取り払われ、上半身は裸。
 ロボットであるはずの身体から、滝のように汗が流れ出していた。
「…………熱い。」
 吹き出る汗を拭いながら、ジンがまた呻く。
 呻いたところで、この状況から逃れられるわけでもないのだが、呻かずにはいられない。
 そう。
 季節は、夏。
 空は馬鹿みたいに蒼く澄み渡り、太陽は地表を全て焼き尽くすかの如く、燦々と照って
いる。
 そんな輝ける夏の光景が、今は恨めしい。
「…………熱い。」
 ジンはもう何度言ったか分からない、その台詞をまたまた呻いた。
 ふと、後ろから声をかけられる。
「ジン先輩、漢字、間違ってますよ。」
「……なんで台詞の漢字が分かるんだよ、お前?」
 ジンの後輩ゆきが、呆れた表情でジンのそばに近付いてきた。
「もう……暑いのは分かりますけど、仕事をサボらないで下さいよ……。」
 ゆきがジンの肩に手を置く。
 すると……
「……って、ホントに熱いいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」
 その手を条件反射で離して、飛び上がった。
「?」
「ジ……ジン先輩! か、身体! 熱されて……!!」
「…………?」
 ジンはどこから取り出したのか生卵を割って、手のひらに落とす。

じゅゅゅゅゅゅ……(←卵が焼ける音)

「…………。」
「…………。」
「…………食うか?」
「いりません! 鉄板か、あんたは!?」
 とにかく、装甲で目玉焼きが作れるほど暑い(どんな暑さだ。)
 ジンは手のひらの卵を、自分で食べて処理する。
 そしてまた「ぐて〜」となった。
「もう、ちゃんと仕事しましょ〜よ〜。じゃないと、千鶴さんにおしおきされますよ〜。」
 ゆきがジンの横に置いてあるクーラーボックスを指して言った。
 ちなみに、ゆきも同じクーラーボックスを抱えている。
 クーラーボックスには『アイス』という張り紙が張ってあった。
「千鶴さんにおしおきされるのは嫌だ。でも暑い。動きたくない。だから、俺の分のアイ
スはお前が売れ。それで問題ない。うんうん。」
「ジン先輩〜」
 あくまでやる気のないジンの様子に、ゆきは泣きそうな表情になる。
「だって……北海道生まれだし、俺。ここまで暑いとなんちゅーか、『弾薬爆発。回避値
4』てな感じでヤバイもん、俺。」
「……『バト○テック』なんて、分かる人少ないですよ……。とにかく立って下さいよ〜」
「……しつけーな、お前も。俺は動かないと言ったら、動か……」

「ジ・ン・く・ん?」

 ぞくっ……!
 その声が聞こえると同時に、辺りの空気が氷点下まで下がったような気がした。
 局地的に冬が到来したかと思ったくらいだ。
 ゆきとジンは恐る恐ると声のした方に向き返った。
「ひょっとしなくても……」
「……千鶴さん?」
 正解。
 千鶴は、麦わら帽子に『つるぎや』のハッピ、そして手には鐘を持った……まあ、よう
するに『ORANGE』のジャケット・イラストと同じ格好をしていた。
「仕事サボって、何くつろいでいるのかな〜?」
 千鶴は笑っている。
 偽善者スマイルだ。
 バックに、めらめらと怒りの炎が燃えている。
 熱すぎて、冷たい炎だ(byマク■ス・プラス)
「いや、その、あの、なんちゅーか、サボっていたのではなく、えーと、前編後編に別れ
ているマップでは、前編に出撃させたパイロットは気力が減少しているので、ええ、です
から、後編に出撃させても、役に立たないワケで……」
 支離滅裂。
「私のお願い(=強制)破って、お仕事サボっているなんて……ジン君、おしおき☆」
「ふぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!?」

 ジンの断末魔が、夏の海に響き渡った。

 ……海?
 そう、海である。
 ここは隆山市にある海岸、鶴来屋近くの海水浴場である。
 ここまで夏真っ盛りだと、無論、海水浴場も大盛況である。
 そうなると当然、鶴来屋も大忙し。
 商売繁盛、笹持ってこい!で嬉しい悲鳴だ。
 そんなワケで、ジンたちは鶴来屋のお手伝いとして、アイスの売り子をやっていたので
ある。
「……分かったなら、はやくお仕事に戻るよーに☆」
「……あい。」
 気が済んですっきりした笑顔の千鶴とは対照的に、やたらスプラッターに変貌している
ジン。
 ゆきは後ろで怯えていた。
「この時期は花火大会とかもあって、一番大切なんですからね。しっかりしてもらわない
と困るわよ?」
「……あい。」
 さすがに、もうサボる気がなくなったジンは大人しく仕事に戻ることにした。
 太陽は相変わらず、眩しく照り続けている。
 そんな夏の光景が、やっぱり恨めしかった。


「はっはっはっ。真面目に働いているよーだねぇ、ジン君。」
 浜辺でアイスを売っているジンは、そんな聞き覚えのある声に呼び止められた。
 顔を見て、確認するまでもない。
「……セリス。」
 恨めしそうな瞳で声の主――セリスを睨むジン。
 だが、セリスは気にも止めなかった。
「いや〜、ぼくたちが真夏の海をエンジョイしているときに、お仕事とは気の毒だね〜。
あっ、でも、『若いときの苦労は買ってでもしろ』って言うし。うんうん。」
(この野郎……解体(バラ)して遊輝の餌にでもしちまうか?)
 一瞬、ジンの心に本気で殺意が芽生える。
 当のセリスは水着姿で、やたら上機嫌だ。
 後ろにはマルチ(やっぱりスクール水着?)、貴姫(やっぱり女バージョンなのね。)、
せりあの姿もある。どうやら、みんなで遊びに来ているらしい。
「ふっ……頑張っている君に、親友のぼくが協力しやらないワケにはいかないな。よぉし、
アイスを買ってあげようではないか! うん、ぼくって良い奴だな!」
 湧き上がる殺意の波動を抑えて、ジンは極力、事務的にセリスに接する。
「100円になります……どーも。」
「うむうむ、良きに計らえ。はーはっはっはっ!」
 金を払い、アイスを受け取ると、勝ち誇った風にジンの元を去っていった。
 だが、セリスの背中が遠くなると同時。
「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
「せ、セリスさんっ!?」
 突然、セリスの断末魔が真夏の海水浴場に響き渡った。
 ジンが邪悪な笑みを浮かべている。
「ふっ……セリスめ。『当たり』を引いたな。」
「ちょ、ちょっと、ジン様!? いったい、セリス様に何をしたんです!?」
 いつの間にか近くまで来ていた貴姫が、ジンに詰め寄った。
「いや……『俺は』何もしていない。」
「では、なんで……」
 ふと、ここでジンが真剣な表情になる。
「いや、このアイスには何本か『当たり』の『手作りアイス』が混じっていてだな……。」
「分かりました。もうそれ以上、話さないで下さい。」
 貴姫もまた真剣な表情で、ジンの言葉を遮る。
「ちなみに『当たり』の確率は5割と親切設定。」
「高すぎます、致死率。っていうか、売らないでください。そんな危険なシロモノ。」
「いいじゃないか。結果として、男のお前のライバルを消したワケだし。」
「鬼ですか、貴方。」
「ああ。俺は鬼(エルクゥ)だぜ?」
「ジ〜〜〜〜〜〜ン〜〜〜〜〜〜」
 気付くと半分、融解しかけたセリスが、愛と怒りと悲しみのシャイニング・ビームモッ
プを構えながら、使徒を狩るときのガッツのような表情を浮かべていた。
「忘れていたよ……所詮、ぼくとお前は宿敵同士。決して相容れぬ存在だってなぁ!」
「けっ……たかがアイス一つで死にかけてるんじゃねぇよ。ついでに言うと、そのアイス
の最初の犠牲者は俺だ。」
「喰ったんですか……。」
 貴姫が冷や汗を浮かべつつ、突っ込む。
「ぼくに毒物を喰わして、さぞかし、いい気分だろうさ、ジン……だが、それは、ぼくに
とっては屈辱なんだ!」
「私怨では俺には勝てんよ……俺は『義』によって戦っているからな!」(←どこが?)
 ジンもまた、ビームサーベルを抜く。
 そして……
「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」
 お約束通り、戦いが始まった(このパターンばっかり)。
「……マルチ様、せりあ様、向こうで遊びましょうか……。」
 戸惑うマルチとせりあを連れて、貴姫がその場から去っていった。 
 爆音轟く海水浴場。
 これもまた、ここら辺では、ごく普通の夏の光景だ。
 多分。


「あっ、ゆき君。アイスをもらえるかい?」
 遠くから聞こえる爆音を、なるべく気にしないようにしながら仕事に精を出していたゆ
きは、自分を呼び止める声に振り返った。
 見知った顔……耕一だ。
「あれ、耕一さん。海の家の方を手伝っていたんじゃあ?」
 ジン、ゆきに限らず、柏木家関係者は皆、手伝いをやらされている。あれだけ従業員が
いるのに何で……と思うが、どうやら毎年恒例の行事みたいなものらしい。
「今は休憩中だよ……それで、さっき、そこで阿部先生と会ったんだけど……。」
「……会ったんだけど?」
「この暑さだろ。だから……」
 と、耕一が指を指す。ゆきはそちらの方角に視線を映す。
 するとそこには……
「うへ……うへへ……マッチョオクレ……マッチョオクレ……だりゅん☆」
 暑さで完全に壊れた、阿部先生こと貴之がいた。
「あ〜、完全に扉、開いちゃってますね〜」
「幽体離脱しているしな。」
 やや右上あたりに浮いてる。
「というワケで、冷たいものでも差し入れしてあげようと思ってね。」
「ははは……分かりました。では、コレ。」
 ゆきはクーラーボックスからアイスを取り出して、耕一に渡した。
「ん……さんきゅ。じゃあ、仕事頑張れよ!」
 ゆきと別れて、耕一が足早に貴之のところまで戻る。
「ほら……アイスですよ。しっかりして下さいよ、阿部先生。」
「うき?……ふへへ……へへへ……」
 それを見届けて、ゆきはまた仕事に戻るべく、その場から歩き出す……と同時。

「るきゃあひぃぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!?」

 当たり。


「はあ……はあ……腐った連邦なぞに属さねば、貴様もそこまで苦しまずに済んだものを
……。」
「はあ……はあ……待っていたのか……ぼくのために……!」
 永きに渡る戦いと暑さのせいで、脳が膿み始めたジンとセリスは、ワケの分からないこ
とをほざきつつも、最後の決着間近だった。
「いくぞぉぉぉぉぉぉ!! 豪熱マシンガン・パンチ!!」
「SS不敗流! 麒麟!!」
 2人の技が交差し、激しい闘気の爆発を生む!
 ……と、そのとき。

「チョコラァァァァァァァァト! 角砂糖5つぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

「「はぐあっ!!!?」」
 突然、ザクの3倍のスピードで接近してきた人影に、2人は弾き飛ばされた。
 そして地面に落下、砂浜に頭から突き刺さる。
 人影の方はそのまま走り去っていった。
「ぐわっ! ぺっぺっ!……い、今のは?」
 砂浜から頭を引っこ抜き、口の中の砂を吐きつつ、人影が走り去った方角を見るジン。
「阿部先生……か?」
 セリスもまた復活し、ジンと同じ方角を見る。
 そう、たしかに貴之だった。
 それもドーピング・マッチョバージョンの。
 しかも、片腕に誰かを抱えていたようだが……?
「ジ……ジン先輩〜。」
 不審に思う2人の耳に、弱々しい声が届いた。
 声の方を振り返って、絶句する。
「ゆ、ゆき!?」
 そこには、ボロボロになったゆきが地面を這いつくばっていた。
「な、何があったんだ、いったい!!?」


 その頃。
 Lメモ一応の主人公、藤田浩之はあかりと四季の追跡を逃れ、ようやく自由を満喫して
いた。
「……ったく、海水浴ぐらい普通に楽しませてくれよ……。」
 この世界に生まれた以上、叶わない願いだと思うが、それでも浩之はぼやいた。
 あかりと四季の追跡の他にも、先程のジンVSセリスの戦闘。楓の水着姿を見た西山の
暴走。ハイドラント、悠朔、葉岡斗織の綾香争奪戦などなど……夏休みの海でも、相変わ
らずの壊れた日常だ。
 まったく、よく生き延びているものである。
 そんな自分に妙に感心しながら、浩之は浜辺を歩いていた。
 と、そこに。
「『コロッセオ』と『殺っせよ』に聞こえなぁぁぁぁいぃぃぃぃ!? 国語の先生よぉぉ
ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ゲゲッ!?」
 上半身裸の筋肉ボディにビキニパンツ、オクレ的な笑顔がきゅちー☆な貴之が、浩之の
目の前に現れた。
 左腕には、何故か気絶した耕一を抱えている。
「ふふふふふふ……浩之君だね? 浩之君も、僕の筋肉美をとことん味わいたいみたいだ
ね! そう! 僕を見てくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「な、何なんだ、いったいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
 よく分からない。
 よく分からないが、貞操の危険はひしひしと感じていた。
 とにかく逃げなくては。
 0.05秒でその結論に辿り着いた浩之は、回れ右をして、速攻で逃げ出す。
 だが、貴之は陶然とした笑顔を浮かべたままだ。
「ふふっ。逃がさないよ、浩之君。自分が眩しいぜ!!」
 そう叫ぶと、気絶した耕一を右手に掴み直し、そのまま……投げた!!
「なっ!?……べぎぃしっ!!」
 人間大砲よろしく投げ出された耕一と激突して、浩之もまた気絶する。
 その場には、勝利者の笑みを浮かべた貴之だけが立っていた。
「ふふふふふふふふふふふ……これで浩之君も一緒に、マッチョオクレの悦びを味わえる
ね……。」
 耕一と浩之を拾い上げ、立ち去ろうとする貴之。
 ちょうどそのとき、浩之を探していた四季とあかりがやってきた。
「あっ……浩之ちゃん!」
「ちょ、ちょっと、あなた、ダーリンに何をするの!?」
 貴之は慌てる2人に構わず、浩之たちを抱えたまま、音速のスピードで走り去っていっ
た。あとにはあかりと四季だけが残される……。
「……って、ちょっと待ちなさぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃ!!」


「耕一さんがさらわれた!!!?」
 ゆきの話だと、アイスの『当たり』を引いてしまった貴之がマッチョ化。そのまま、耕
一を気絶させ、走り去っていったということだった。
 ゆきもまた貴之に捕まりそうになったが、命からがら逃げてきたらしい。
「って……、ゆき! あんた、耕一さんを残しておめおめ逃げてきたの!?」
「く、苦しい……」
「おいおい、その辺で許してやれよ。実の兄なんだから……。」
 不甲斐ない兄にトドメを刺そうとしていたM・Kを、ジンが態度だけでも止めようとす
る……聞いちゃくれなかったが。
「何てこと! このままでは耕ちゃんの貞操が危ないわ!」
 シリアスな表情で叫んだのは、千鶴である。
 原因作ったのは、あんただが。
「一刻も早く耕ちゃんを助けなきゃ……分かっているわね、ジン君!?」
 千鶴の言葉に、頷くジン。
「はい、分かっています……というワケで集めてみました。『エルクゥ同盟』。」 
「巻き込むなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 風見ひなた、赤十字美加香、まさた、ついでに連れてこられた西山英志が同時に突っ込
んだ。
「何を言う……平和と正義を愛する我々として、由々しき事態だとは思わんか!」
「ジンさん、あなた、一人で不幸になりたくないだけでしょう?」
「そうとも言う。」
「少しは否定しろ。」
 ひなたのツッコミも通じない様子のジン。
 これしきのことで動揺するようでは、『エルクゥ同盟』のリーダーはやってられん。
「楓と泳いでいたのに……楓と泳いでいたのに……楓と泳いでいたのに……楓と泳いでい
たのに……楓と泳いでいたのに……楓と泳いでいたのに……楓と泳いでいたのに……」
 向こうでさっきから同じことを呟いているのは、言うまでもないが、西山だ。
 ちょっと壊れた瞳で、延々とその台詞を繰り返している。
 それを見てつかれたジンが、いい加減諦めろと叫ぼうとしたとき……
「あ・に・さ・ま? 耕一さんを助けに行くのが、そんなに不服なワケ?」
「ひぃぃぃっ!」
 いつの間に現れたのか、西山の背後にEDGEが立っていた。
「来たわね、小娘。」
「文句ある、年増?」
 途端に始まる千鶴とEDGEの睨み合い。
「また始まりましたねぇ〜」
「千鶴さんといい、EDGEさんといい、M・Kといい……もう嫌です、こんな毎日。」
 のほほんとした口調のまさたとは対照的に、はらはらと涙を流すゆき。
 ジンと西山も泣いていた。
「とにかく戦力は整ったから、あとは何とか阿部先生を見つけ出すだけなんだけど……。」
 場を誤魔化そうと、セリスが口を開いたそのとき。

「立てよ国民! ジークオクレ!!」
「待って〜〜〜! 浩之ちゃんを返して〜〜〜!!」
「ダーリンを離しなさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!」

「!!!!!?……見つけたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
 一同は同時に顔を見合わせて、叫んだ。


「はあ……はあ……はあ……もう逃げられないわよ……。」
 数分後、耕一と浩之を抱えた貴之は、海岸に追い詰められていた。
 周りは完全に包囲されている。
 だが、貴之は余裕の表情だった。
「さっさと耕ちゃんを解放するならよし! さもなくば……!!」
「さもなくば?」
 闘志に燃える千鶴を、挑発するように睨む貴之。
 千鶴は冷たい声で答えた。
「貴方を……殺します。」
 絶対零度の千鶴の口調にも、貴之は動じない。
「出来るものなら……やってみせておくれよっっっっっっ!!」
 と叫びつつ、ポージング。
 千鶴がキレた。
「ええい! ジン君! 殺っちゃいなさいっっっっ!!」
「ほら、兄様も!!」
「ゆき! 出番だよ!!」
 同時に命令を下す女性陣。
(結局、やるのは俺たちね……。)
 心の中で溜め息を吐きつつ、できるだけ貴之に関わりたくないということもあって、そ
れぞれの最強奥義を解き放った!

「ストナァァァァァァァァ……サンシャアァァァァァァァァイィィィィィィン!!!!」
「黎明っっっっっっ!!!!」
「いきますよ、美加香! 鬼畜ストライク!!!!」
「みぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!?☆」
「小林寺拳法奥義! 真! 流星! 初音子犬けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!」
「ウザ・イエイ ウザ・イエイ クカア ハア ブホオイイ ラーン=テゴス――クトゥ
ルウ フタグン!!」
「エディフェル……天狂けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇんっっっっ!!!!」

ふごおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんんんんん!!!!

 大爆音が海岸に轟いた。
「ふう……殺ったか?」
 ジンが額の汗を拭いながら呟く。
「……って、なにダーリンごと吹っ飛ばしているのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

どべきっ!!

「ふごぉ!?」
 四季が容赦なくジンを殴り飛ばす。
 そのツッコミに一同、はっとなった。
「しまった! 耕一さんのこと、忘れていたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
 忘れるなよ。
「……任務遂行のための、尊い犠牲ということで納得はできませんかね……?」
 と、恐る恐る、後ろの女性陣を振り返る男たち。
 女性陣はというと……

「あ・な・た・た・ち〜〜〜〜〜〜?」

「ひぃぃぃぃ! 来ましたねブリザードっっっっ!!!!☆」
「これで暑い夏もバッチリさ!!」
 超新星も凍りつくと思うが。
 とにかく全員錯乱。
「みんな……今夜のお夕飯の食材になってくれるのね♪」
 あかりにいたっては、そんな恐いことをほざきつつ、包丁を構えている。
 四季も強化人間の本性を現しつつある。
 既に千鶴は、ジンにトドメを刺している。
 EDGEとM・Kの手にはそれぞれ凶器が握られていた。
「師匠……人は死んだら、何処に行くのでしょうか?」
「生命、永遠の命題だな。」
 そしてその答えは、もうすぐ分かる。
 男どもが覚悟を決めた……だが、そのとき!

「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」

「!?……阿部先生!!!?」
「馬鹿な! 我々の攻撃を受けて無事なワケが!?」
 まだ晴れない爆煙の向こうに、一同の視線が集中する。
 そして、晴れた爆煙の先には……
「我こそは、グランドマスター・オクレなり!!!!!!」
「でぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
 やたら巨大化して、鋭角化した貴之がそびえ立っていた。
「そう、これからはデビル・オクレ細胞の時代! 人間など滅んでしまえ!!」
「だああああああああ! こんなのありかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
「どうでもいいですが、なんでも『デビル』と『細胞』付ければ強くなると思っていやが
りますね。」
 絶叫するセリス。
 相変わらず落ち着いているまさた……錯乱しているだけかも。
「さらに! 出てきておくれ、マッチョアーミー!」

ざぱあああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!

 今度は、海岸から大量の黒ビキニ・セバス軍団が上陸してきた。
「……って何故だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「薔薇リアン’sが黒幕なのか!? そうか! そうなんだな!!?」
 一同、錯乱を越えて恐慌。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! それがしの愛を受け取って
下されぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「……って、こっちに来ますよ、ひなたさん!!!?」
「どうするつもりですか、『エルクゥ同盟』リーダー!?」
 対策を迫られたジンは冷や汗を流しつつも、必死に頭脳を回転させる。
 そして……
「……悪と戦う孤高の戦士たちがピンチの時は……今まで拳を交えた戦友たちが助けに来
てくれるってのが、お約束だよな?」
「はい?」
「たとえ立場は違えども! 一度リングを離れれば、拳を交えた仲間と仲間ぁぁぁぁぁ!
……というワケで連れてきました、来栖川空君!!!!」
「いつの間にか捕まっている、僕ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」
 ジンは何処からともなく簀巻きの来栖川空を連れてきて、そのままセバス軍団のど真ん
中に投げ込んだ!
「逃げるぞ!」
「空君、ごめんね! 出来れば生き延びていて! じゃないと、今後の生贄(サクリファ
イス)は僕だけになっちゃうから!!!!」
「……外道ね、科学部部員。」
 これくらいじゃないと科学部では生き残れないでござるよ、EDGE殿。
 来栖川空の断末魔を背に、一同はその場を逃げ出した。


どどどどどどどどどどどどどどどどど……!!!!!!

 一般市民を巻き添えにしながら、逃げる一同と追うセバス軍団&グランドマスター・オ
クレこと貴之。
「追いつかれますよ、ジン先輩〜〜〜〜!!!!」
「なら、二重人格の剣士とか、俺たちの敵の首長とか、そのライバルとか、西山の二番弟
子とか、誰でもいいから適当に投げとけ!」
「ジン先輩、本気に外道ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
「手駒が無くなったら、今度は貴様を投げるからな!」
「勇敢な戦友たちに協力を要請しますっっっっっっ!」
 こんな連中が学園の平和を守っています。
「しかし、このままでは追いつかれるのは時間の問題……ん? 神岸あかり、何をブツブ
ツ呟いている?」
 必死に走りながらも西山は、隣を走るあかりの様子が気になって尋ねる。
 あかりは西山の問いには答えず、しばらく呟きを続けていた。
 そして
「……出来た。」
 と言うや否や、立ち止まりねセバス軍団と向かい直る!
「!? 何を、あかりさん!?」
 M・Kがびっくりして、振り返る。
 他の者も同様だ。
「無茶だ! あかりちゃん!!」
 セリスが絶叫する。
 だが、あかりは動ぜず、いつもの、ちょっと弱々しい声で、その言葉を紡いだ。
 右手を前方にかざして。

「えっと……ギガデイン。」

 刹那。

ぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

 雷撃が

ぶぎぃやあがらじゃあああああああああああああああああるうううううううううんっ!!

 セバス軍団と貴之を包み込み

「………………へっ?」

 それと同時に世界を

ぐがああああああああああああああああああああああああああああああんんんん!!!!

 爆発が覆った。


 ……海岸の形が変わった。
 前方に敵の姿はない。
 あるのは無の光景。
 ただのクレーター。
 そこに流れ込む海水。
 一同は呆然と立っていた。
「ギガデインって……。」
 思わず、まさたが呟く。
「えっと……呪文の名前。」
「いや、知っていますけど。」
「だって……私、勇者だし。」
 少しはにかむように、微笑むあかり。
「すご〜〜い、あかりさん!」
「へぇぇぇぇ、やるじゃないですか。あかりさん。」
 感心するM・Kと四季。
「……って、そんなあっさりとした感想ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」
 見れば千鶴とEDGEも動じた様子はない。
 恐そるべし、女性陣。
「で、でも、耕一先生たちも一緒に吹き飛ばしたのでは……」
 と、美加香が先程と同じツッコミを入れようとした。
 だが、ひなたがそれを遮る。
「いえ……奴はまだ生きています!」
「!!!!?」

どかああああああああああああああああああああ!!

 ひなたの叫びに応えるかの如く、クレーターの真ん中から貴之が飛び出してきた。
 サイズは人間大に戻っているが、いまだマッチョモードのまま。
 しかも耕一と浩之を抱えたままである。
「ふう……ふう……やるね。でも、このくらいでは、僕の情熱を打ち砕くことはできない
よ……。」
 ボロボロながらも不敵に笑う貴之。
 一同はたじろいだ。
「アレを喰らってもまだ無事とはな……。」
「こうなったら……もう、手段はひとつしかありません。」
 まさたがシリアスに呟く。
「その手段とは?」
 西山がまさたに尋ねる。
「薔薇に対抗する最強の力。レザムランドの加護を受けし、愛の使者たち……。」
「あっ……なるほど。」
 全員の視線がジンに集中した。
「……って、何を期待してやがる、貴様ら。」
 身の危険……というか男の尊厳の危機を感じ、後ずさるジン。
「ジンさん、ティーナからコレを預かっています。どうぞ。」
 と、ひなたが何処からともなく取り出したのは、ジンが最も見たくないものだった。
「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! もう、マジックナイトにはならねぇぇぇぇぇぇ!!」
 速攻で逃げ出そうとするジンを全員が取り押さえる。
「観念しなさい、ジン君!!」
「いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「大丈夫ですよ、ジン先輩! マジックナイトの方が人気が出ます!」
「あんな歪んだ人気なんて嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「聞く耳持たん! 変身しろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「だいたい、稀に変身するから有り難みがあるんだぁぁぁぁ! いっつも変身してたら、
飽きられるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
「って、てめえ! やっぱり、気に入ってるじゃねぇか、こら!!」
 必死に抵抗するジンに、無理矢理マジックハンマーを持たせようとする一同。
 そんなこんなで暴れていると

「魔法少女が必要なんだな。」

 ……すっげー嫌〜〜〜〜〜〜な声が聞こえてきた。
 嫌だと思いつつも、後ろを振り返る。
 ――それは一言、こう呼ばれるものだった。

「真夏の私はちょっと大胆☆ 愛狩人エルクゥユウヤ、ビキニ姿で登場です!☆」

 『絶望』と。











「……って、今回は50行くらい死のうと思ったけど、それどころじゃねぇぇぇぇぇ!」
「薔薇を増やしてどうするのよ、増やして!!!?」
「ははははははは! 破滅だ! 破滅じゃよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
 錯乱、恐慌を越えて、なんていうか、もう発狂しかける一同。
 総ては、終わった。
 森羅万象、あらゆるものは薔薇よりいでて、薔薇へと還る。
 それは宇宙の黄金律。
 何人たりとも、それから逃れることはできない。
 絶望に皆、膝を突く。
 だがそのとき、絶望の中で、一同は確かに聞いた。
 突拍子もない、奇跡の、一言を。


「………………可憐だ。」


 それは呟きだった。
「…………はい?」
 思わず間の抜けた声を上げる一同。
 そして、声のした方を振り向く。
 一同の視界の先には、震えながらエルクゥユウヤを見つめる貴之がいた。
 耕一と浩之は貴之の腕の中から落とされ、地面に倒れている。
「…………えっ?」
 何が何だか分からない一同。
 それはエルクゥユウヤも同様だった。
 貴之が震える足でエルクゥユウヤに近付く。
「エルクゥユウヤさん……」
「な、なにかしら?」
 貴之のただならぬ気配に怯えるエルクゥユウヤ。
 2人の距離が縮んだ。
 その瞬間。

「エルクゥユウヤさん……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

「ぎぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええええええええ!!!?」
 貴之がエルクゥユウヤを押し倒した。
 そのまま貴之は怒濤の勢いで、エルクゥユウヤに求愛する。
「エルクゥユウヤさん! 満たされてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「君が好きだ君を愛している君がすべてだ君が欲しいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
「駄目ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! 人を呼びますよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
 まさに地獄絵図。
 そして、その状況を目の当たりにした一同は

「…………………………………………………………………………………………………。」

 石化していた。
 背徳の宴はまだ続く。
「エルクゥユウヤさん! その(検閲)!!!!!!!!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ! お母さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっっっっっっ!」
 子供が見たら一生トラウマに残るか、自殺しかねない光景である。
 いや、大人でも。
「「あ……ああ……ああ……あ……」」
 精神が壊れ、狂気の世界へと堕ちていった、ひなたとジンが痙攣し始める。
 2人の痙攣は次第に激しくなり、そして……

「「があああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」」

 ――『魔王』と『凌辱者』が同時に降臨した。

・
・
・

 ジンが再び、目を覚ましたときは病院のベットの上だった。
 精神が虚ろな状態が3日ばかり続いたが、それも何とか回復した。
 退院して……『エルクゥ同盟』の誰と会っても、あの日の話題にはならなかった。
 それはまるで、世界があの悪夢を忘れようとしているかのようだった。
 あとで聞いた話だと、あのあと、日陰と遊輝は近隣3カ国を滅ぼしたらしいが、そんな
ことはどうでもよかった。
 そして――ジンの元にもまた日常が舞い戻る。
 鶴来屋の手伝いの日々は忙しく、あの悪夢を思い出す暇もない。
 それは幸運なことだった。
 でも。
 夜になって家に帰り、一人きりになると、心の痕がズキッと痛む。
 そんなときは決まって外に出て、海と月を眺めながら、独り心の中で呟くのだ。

「……柳川先生、お幸せにね……。」

 と。


                    BGM『雫』から『トゥルーエンド』で完

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 おかしい。
 当初の設定では、少女の幽霊とジンとの「ちょっぴり切ないけど心暖まる」SSの予定
だったのに……何故こうなった、俺?(爆)
 というワケで『俺的外伝6』、破壊係数も急上昇でお届けしました(爆)皆様、こんに
ちわ。
 ジン・ジャザムでございます。
 ……もう薔薇ネタ止めよう、俺。
 このままでは、俺が俺でなくなっていくよーな気がします(爆)
 とりあえず、リーフキャラ復権計画第2段ということで貴之先生にスポットライトを当
ててみました(笑/ちなみに第1段は『外伝4』の浩之。)
 ……止めればよかったよ、ホントに。
 でも、まあ、これも一つの愛のカタチだね☆(爆)
 では、嘘つき次回予告です。

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 次回予告


西山「我々の成就のための戦いは、誰にも止められんのだ!」

千鶴「私を惑わす俗物どもが……死ね!」

ゆき「うわああああ! 落ちろぉ! 落ちろよぉぉぉぉぉぉ!」

冬月「左舷弾幕薄いぞ! 何やってんの!?」

セリス「抵抗すると無駄死にをするだけだって、何で分からないんだ!?」

空「お前たちは僕をイジメに来たぁぁぁぁぁぁ!!」


 Lメモ俺的外伝7『Lジェネレーション』。
 近日未公開!

ジン「……俺の『右手』が真っ赤に燃えるだぁ!? 愛と『勇気』と悲しみのだぁ!?
   それはGに対する当てつけか! バ○ダイ!!!!!?(怒)」

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 では、また(笑)