Lメモ俺的外伝4『ジン・ジャザム復活!』(でも今回は俺、基本的に脇役ね) 投稿者:ジン・ジャザム
 久しぶり。
 毎回毎回、なに悩むって、この前口上だったりする、怒れ!鋼のサイボーグ!ぢゃん!
ぢゃん!……な、試立Leaf学園3年生、人呼んで『それは正に鉄塊だった』ジン・ジ
ャザムだ(支離滅裂というか、病気。)
 解凍後、初のお目見え『俺的外伝』だ。待っていてくれた人ありがとう。そうじゃない
人、そこに並んで〜……はい、これで全員かな? それじゃ、はい!プレゼントっ!

『電神の一撃を(プラズマ・ストライク)!!!! ヴァンデン=プラウ=ス!!!!』

 ……よし。全員、永久原子を貫かれて完全消滅したな。
 Lメモ・モードの俺に恐いものはねぇ!(鶴来屋の会長室に例外あり。)
 それにしても今の技はロボットものぢゃねぇな……まあ、使っている奴の外見がシンメ
トリカル・ドッキングだからいいだろ(爆)
 というワケで俺的外伝その4……そう言えば前回のセンチネタ、やたらとウケが良かっ
たのだが、いいのかアレで(笑)
 正直、センチファンから刺されないか不安だったんだが(笑)
 『電撃○王』の『アナ○マン』でもネタになっていたな……飯食いながら読んじゃいけ
ないぞ、あの漫画は(爆)
 え〜と、何だったけ?
 ああ、俺的外伝か。

 ここはLeaf学園。
 平行世界。
 ……これは熱き勇者達の戦いの陰に刻まれた、もうひとつの物語である……
 
 アルマ2(もしくは女・戒道)に萌えた俺ってもしかしてレッドブラッツ?(核爆)

……………………………………………………………………………………………………………………
 第10回戦 『慶応F』

「うらあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

ちゅどぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!

 蒼い爆風が生徒会室を襲った。
 溶鉱炉の中の鉄のように、ドロドロに溶ける扉。
 ついでに近くに立っていた久々野の『草』の一員、「レミィのイベントで女子更衣室を
覗いていた男子生徒A」も、すっかり融解していた。
 あまりもの出来事に、生徒会室にいた月島、久々野、瑞穂etcは呆然とする。
 そして蒼い炎の向こう……その男は立っていた。
「岩下君!?」
「信さん!?」
 岩下信は答えない。
 ただ、今もなお燃える炎の中に佇むだけ。
「ちょっと……どうしたんだい、岩下君!」
 尋常ならない気配を感じて、月島が岩下に声をかける。
 すると……
「じゃあかしゃあああああ! このシスコン野郎ぉがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「どぐあっ!?」

ぐおらあああああんっっっ!

 岩下は問答無用で月島を焼いた。
「な……何故?」
 そこに連続攻撃。
「うらああああああ! 百八式・闇払い! 百弐拾七式・葵花! 百式・鬼焼き! 壱万六千
九拾五式・照り焼き! 参億八千四拾壱式・塩焼きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
「へぐぅ! うぎゃ! へぎぃ! ぐおっ! ぎゃああ! ずぎゃああ! うぐぅ! げはぁ!」
「ああ! 月島君! なんか、いい具合に焼き上がって!」
「月島先輩、美味しそう!」
 久々野と瑞穂が、月島の惨状を見て、思わず悲痛な叫びをあげた。
 なんかとってもカニバリズム。
「しかし、本当に岩下君はどうなったんだ?」
 久々野が疑問の声をあげると、まさに言葉通り、月島にヤキを入れていた岩下の動きが
止まった。
 同時に何故か、部屋が赤く点滅して、どくんっ! どくんっ!と鼓動が聞こえてくる。
 そして……
「京ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
「血の暴走かっっっっっっ!」
 この学校に暴走しない奴はいないんだろうか?
 とにかく、そういうことである。
「くっ……彼の火力に対抗できるのは、Dセリオくらいか! おい、Dセリオを至急、呼ん
でこい!」
 久々野が近くの『草』に命令した。
「あっ……でも久々野さん。Dセリオさんを呼んだら……」
 瑞穂が何事か言おうとする前に
「……来ました。」
「をを? Dセリオ、速いな。よし……何とかして岩下君を止め……」
「Dセリオ! 俺と戦えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

ちゅどぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!

 あまりにも一瞬の出来事。
 壁を突き破って現れたジンがDセリオもろとも、窓をぶち割って外へと消えた。
「………………。」
 表では「ゴットバード・チェンジィィィ!」とか「ソウル・フィスト!」やらの叫びと共
に戦闘音が響いていた。
「……Dセリオさんを呼ぶと、ジン先輩も出てきて、ややこしくなるって言おうと思ったん
ですけど……遅かったですね……。」
 久々野は黙って電話を取り出す。
「ああ……私だ。取りつぶし予定の体育用具倉庫があったね? そこに番組終了で値崩れして
いるガ○ガイガー(伏せ字になって……もういいや)の玩具をありったけ集めてくれ。うん
……うん……『獲物』が引っかかったら、N2爆雷を二千個投下するから……ああ、大丈夫。
それで死ぬような奴じゃないから。」
 とりあえず復讐の手筈を完了させた久々野は、再び現在、直面している問題に向き直った。
「さて……火力が駄目なら【水】の属性で勝負したいところだが……あまりぱっとする【水】
の攻撃を持っている奴はいないし……どうする?」
 悩む久々野。そんな彼を、暴走岩下の赤い双眸が捕らえた。
「久々野ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
 琴月陰のコマンドで突撃してくる岩下。
「くっ……速い! なら……風見君! 君の技を借りるぞ!」
 太陽拳を使ったときの悟空と同じ台詞を宣いながら、『草』の一人を掴む久々野。
「非道バリアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」

どごぉぉぉぉぉぉん!

 こうしてまた一人、久々野の下僕が忠義に死んだ。
 ありがとう、『殺人現場の野次馬の左端の眼鏡かけている人』(『痕』キャラ……色さえ
ついてねぇ、っていうか高校生か?)。君の大和魂は忘れない。
「くそっ! このままでは!」
 焦る久々野。
 その久々野を岩下が掴んだ。
「ををっ!?」
「邪魔だぁぁぁ!」
 そう叫びつつ、後方に久々野を投げ飛ばす岩下。
 久々野が青ざめた。
「まさかこれは……屑風からの八稚女!!!?」(←絶対に決まる。)
 正解。
「泣け! 叫べ! そして……死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「ぐはっ! げふっ! ぐぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!」
 いい感じに乱舞を喰らって、久々野死亡。
 ついでに言うと『草』、無駄死に。
 こうして、岩下を止められる者は誰もいなくなった。
「あ……あ……信さんっ……」
 怯えた声をあげる瑞穂。
 岩下が瑞穂をゆっくりと振り返った。
 そして両手を天に掲げ、頭上で交差させる。
 そこで光が爆ぜた。
「また超必っ!?」
 ひぃっ! と小さく悲鳴をあげる瑞穂。
 そして……岩下が襲いかかった!
「きゃああああ!」
 これは……八稚女!
 しかもMAXパワーバージョンだ!
 音速のスピードで瑞穂に近付き、そのまま押し倒す!
「み、瑞穂くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!」
「きゃああ! だ、駄目です信さん、こんなところでっ!……あっ……あん! そんな……もう
少し優しく……☆」
 何故か嬉しそうな瑞穂。
 嗚呼、このまま瑞穂の貞操は、華と散ってしまうのだろうか?
 と、そのとき。

がつん☆

「……がくっ」
 何者かが岩下の後頭部を鈍器で殴った。
 たまらず、気絶する岩下。
 瑞穂の危機を救ったのは……
「ミズホ、ゴメンネ。ミズホ、ゴメンネ。ミズホ、ゴメンネ。ミズホ、ゴメンネ。ミズホ、
ゴメンネ。ミズホ、ゴメンネ。ミズホ、ゴメンネ。ミズホ……」
「あっ……香奈子ちゃん。」
 何故か包帯を巻いていて、壊れたCDのように同じ言葉を繰り返す太田香奈子だった。
 凶器はもちろん消化器。
 ……こうしてとりあえず、岩下の暴走は治まった。


「瑞穂君! 本当にすまなかった! 許してくれ! この通り!」
「そ、そんな……信さん、もう頭を上げて下さいっ」
 あれから30分後、目を覚ました岩下は何も覚えていなかったが、瑞穂から全てを聞き出
すと、ただひたすらに瑞穂に土下座した。
「いかにストレスが溜まっていたとはいえ……まさかオ■チの血に目覚めてしまうとは!」
 そうである。
 学園の平和を心より願う彼にとって、毎日の学校生活は苦痛以外の何ものでもあるまい。
 風見ひなたとハイドラントの戦いに巻き込まれ、ついにはオ■チの血に目覚め、今まで
のお礼返しとばかりに学園の問題児どもを焼き殺したところで、誰が彼を責められるだろ
うか?……というワケで久々野、月島の他にも屋上ではひなたとハイドラントが消し炭に
なっている。あ……当然、美加香もか(←ひでぇ)
「あまつさえ瑞穂君まで襲ってしまうとは……僕は……僕はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ああ! 止めて下さい、信さん!」
 自責の念にとらわれ、近くの柱に自分の頭を打ちつける岩下。
 ちなみに彼は久々野たちに謝るつもりは毛頭ないらしい。まあ、当然と言えば当然かも
しれないが。
「そんな、私、気にしてませんから……」
「しかし……!」
「それに……」
 そこまで言って、瑞穂の顔がぽっ……と赤くなった。
「?」
「その……信さんですから……あの……嫌じゃ……なかったです……」
 語尾の方はもう、聞き取るのがやっとなくらいに小さくなっていた。
「えっ……? あ、あの……ああっ」
 瑞穂の言葉に岩下の顔も赤くなる。
「………………。」
「うっ…………。」

 ……真っ赤になりながら佇む恋人たち。
 そんな微笑ましい光景を、夕陽と、壊れた香奈子と、もとは人間であっただろう消し炭
たちが祝福していた。

               実はラブコメ計画発動?(笑)でHAPPY END☆

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 トラック11『楽しい家庭科・小学4年生』

千鶴「やっほ〜☆ 楽しい家庭科・小学4年生の時間だよ〜っ みんな、こんにちわ〜!
(耳に手を当てる千鶴。)もぉ〜、元気がないぞぉ☆ ハイ、もう一度、こんにちわ〜!
……よし、今度は大丈夫ね♪ さ〜て、今日はカレーを作りましょうねぇ☆ 今回の生贄
(サクリファイス)はこちら! ジン・ジャザム君でぇ〜〜〜すっ!」
ジン「はぐうああああああああああああああああああああああああああああああああああ
るるるるるるるるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」

 簀巻きにされてるジン。いきなり血涙。

千鶴「大丈夫だよぉ☆ 今回は自信があるんだからぁ〜」
ジン(いつもいつも、どこから湧いてくるんです!その自信はっっっっ!)
千鶴「それじゃ、れっつ・くっきんぐぅ!」
ジン(がああああ!逃げ……逃げ!……って、なんで千切れないんだ、このロープ!? イデ
○ン並のパワー+エルクゥ全開なのにぃぃぃぃ!)

 絶望。

千鶴「え〜と、ニンジンでしょ? ジャガイモでしょ? タマネギでしょ? お肉に、カレー
粉に、ラッキョウに……」
ジン(千鶴さん! それは添えるものであって、中に入れるものじゃないですぅぅぅぅ!)
千鶴「牛乳、リンゴ、塩、砂糖、コショウ、ベラドンナ、マリファナ、ヤモリ、蝙蝠の羽
根、蛙、アルラウネ、マンドラゴラ……」
ジン(ねえ!? 何の儀式!!!? 何か喚ぶの!!!!!? ねえってば!!!!!!)
千鶴「そして隠し味に、『もけ――』……!! こほんっ! こほんっ!」

 何故か咳払いして、ごまかす千鶴。

千鶴「……『コレ』を入れて、と。」
ジン(何の草だあああああああああああああああああああああああああああああああ!)

 マサルさん風。

千鶴「よし、完成! はい、ジン君!」

 カレーを差し出す千鶴。
 ジン、恐る恐る覗き込んで……

ジン(形容できねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!)

 命名『黙示録カレー』

ジン(この恐怖を眼前にして、私は地面にひれ伏してしまい、この世、いやいかなる世界
のものでもない、星間宇宙の狂える空間にのみ存在する恐怖をひしひしと感じ、その物体
に釘付けにされていた。それはおよそ健全な目にはつぶさに把握できない、いやおよそ健
全な頭脳にはしかと記憶に止められない、カレーではない、絶対違う、誰がなんと言って
も違う、私は思い出せない、思い出してはならないものだったぁ!)

 発狂。

千鶴「はいっ、ジン君、あ〜ん☆」
ジン「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああ!
うぐっ!ぐはっ!けふっけふっ!ぐぐぎゃあ゛る゛ぐる゛げあ゛ぶあああ゛あ゛あ゛!」

 猿ぐつわを外され、カレーを口に流し込まれるジン。
 半刻後。

千鶴「はい! 立派なスープができましたっ!」
ジン(補完計画発動中)「……カレーじゃなかったのかい。」

                          ひねりも何もねぇ(爆)完

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 遊闘(バトル)12『主役の意地』

 藤田浩之は不機嫌だった。
 とにかく不機嫌だった。
 理由は簡単だった。
「俺は本来、Lメモの主役のはずなんだよなぁ……なのに! 何でこんなに目立たないん
だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
 いつかは出るであろう、心の叫びだった。
「だいたいSS使いの連中が濃すぎるんだ! おいしいトコ全部持っていきやがって! 
何だよ!? 俺が出るときはアレか!? 雅史との薔薇ネタ絡みだけか!!!? 畜生ぉぉぉぉぉぉ
ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
 今度は魂の叫び。
 そう、この男。ネタにされるときは大抵、雅史絡みである。
 本家本元のRuneさんのSSですら、その扱いだし。
「まあまあ……落ち着いて、浩之ちゃん。」
 隣りのあかりが浩之を慰める。
「あかり……」
「浩之ちゃん……目立たないのって、ゲームの主人公の宿命だと思うの。」
「な、何でだ?」
「だって、プレイヤーの皆さんが感情移入しやすいように、ゲームの主人公は極端な性格
は避けられるんだよ? それじゃあ、SS使いさんたちに勝てないよ。」
「くっ……」
「それに……」
「それに……何だ?」
「浩之ちゃんの名前だって……(仮)じゃない。」
「なっ……!?」
「ジン先輩なんて必ず自分の本名入れてるよ? 東鳩だけじゃなくて、ときメモも同級生も
センチもFFもスパロボもプリメは……流石に違うか(あれは娘の名前を入れるんだよっ)
とにかく、そんなだから『藤田浩之』の名前になんの愛着もないと思うの。」
「(わなわなわなわな)」
「きっとみんなもそうだよ。だから目立たないのは浩之ちゃんのせいじゃないよ。運命と
思えば、諦めもつくでしょ? ねっ、だから元気出してっ!」
 極上の微笑みを浩之に向けるあかり。
 だが……
「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああん!」
 無論、それで慰められるはずもなく、浩之は泣きながら去っていった。
 何だか書いている奴が書いている奴だから、行動パターンがジンと一緒だ。
 まあ、そこら辺にも浩之がこの学園でどれだけキャラが薄いかを物語っている。
「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
 もしかして好恵の次に影、薄いんじゃないの?
「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
 とにかく、この場にはあかりだけが残された。
 あかりがぼそっと呟く。
「やっぱり、これからの主役は可愛くて健気な女の子がいいと思うの。」
 彼女の名は神岸あかり。
 密かに主役を狙う者である。


「ロケットパァァァァァァァァンチィィィィィィィィィ!」

轟ゥ!

 鉄拳が音速を超えて、セリスに襲いかかった!
「!?……M・Aフィールド!」
 セリスは己とマルチ以外の如何なる存在も拒む、絶対にして神聖な領域M・Aフィール
ドを展開し、ロケットパンチを跳ね返した。
「チィッ! ジンか!?」
 セリスは旧知の友にして宿敵である者の名を叫ぶ。
 こんな攻撃をしてくる奴は、ジン以外ありえない。
 だが……
「ふっふっふっ……。」
 なんと返ってきた声はジンのものではなかった。
「なっ!」
 セリスをロケットパンチで襲った相手、その正体は……
「この程度の攻撃ではM・Aフィールドは貫けないか。流石だな、セリス先輩!」
「君は……浩之!?」
 そう、Lメモ主人公の藤田浩之その人だった。
「セリス先輩、命を頂戴しに来たぜ。」
「何だと!?……いや、それ以前に何故ロケットパンチ撃てるんだ、君は!?……まさか、柳
川先生に……」
「違う……俺の特技『見よう見まね』だあ!」
「妙なもの真似するなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 まったくな意見である。
 って言うか、浩之って何者?
「ふっ……とにかく死んでもらうぜ、セリス先輩よぉ!」
「何故だ! 何故、僕たちが戦わなければならないっ!」
「マルチは俺のものだぁぁぁぁ!」
「よし、戦うぞ。」
 ……分かり易すぎるぞ、お前ら。
 かくして、2人の戦いが始まった。
 腐っても主人公の浩之。あの『エルクゥ兵器』ジンと互角に戦えるセリスを相手に一歩
も退かない。
 浩之の攻撃をM・Aフィールドで返しながら、セリスは動揺していた。
 浩之の強さにではない。
 浩之の拳から伝わってくる心……悲しみにである。
(何故、浩之の拳から、深い悲しみが伝わってくる?……そういえば、ジンの馬鹿も言っ
ていた……拳は自分の魂を相手に伝えるものだと……ならばこれは浩之の悲しみ!)
 力と力がぶつかり合う。
 そのエネルギーは雷光と化して、周囲を照らした。
「浩之……お前はっ!?」
「うるさい!」
 動揺し、M・Aフィールドを緩めてしまったセリスに、浩之の蹴りが決まる。
 セリスは後方に吹き飛ばされた。
「くはっ!」
 倒れているセリスへの、浩之の追い打ちは無い。
 浩之はセリスを見下ろし、喋りだした。
「マルチだけじゃねぇ……あかりも芹香先輩もみんな、お前らSS使いには渡さねぇ!」
「……浩之?」
「弱肉強食のLeaf学園。俺たちリーフキャラは、SS使いどものキャラの濃さにまっ
たく目立たねぇ……だから、俺は決めたんだ! 全てのSS使いを抹殺し、この学園を再び、
リーフキャラに優しい理想郷にするとなぁ!」
「!!!?」
 あまりにも唐突な言葉に絶句するセリス。
 浩之は続けた。
「そう……主役に復権した俺がリーフキャラを守り、SS使いどもには指一本触れさせな
い……それで全てが丸く収まる! そうだ、それがいい! はーっはっはっはっ!」
 浩之は狂ったように笑い出した。
 一方、セリスは何も言わずに俯いて、震えている。
「さあ、その一歩としてセリス先輩、あんたを血祭りに……」
「うるさいっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!」
「!」
 突然、セリスが面を上げて浩之を一喝した。
 彼の瞳には炎が宿っている。
 浩之はおもわず、たじろいだ。
「藤田浩之! お前は間違っているっっっっ!」
「何!」
「何故ならば、お前が滅ぼそうとしているSS使いもまた、リーフゲームを愛する者……
いわば、リーフの一部!」
「……!」
 セリスの言葉に浩之は絶句した。
「それを忘れて、何が主役の、リーフキャラの復権だ! そう……共に生き続けるSS使い
を抹殺しての理想郷など……愚の骨頂!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「!!!!!?」

ガガーンッ!(浩之の心理を表すSE)

 セリスの熱い論破に、浩之は立ち尽くした。
 浩之の目から熱い涙の雫がこぼれ落ちる。
「せ、セリス先輩……俺は……俺は間違っていたよぉぉぉぉぉ!」
「分かってくれたか、浩之!」

がしっ!

 抱き合う2人の漢。
 戦いを通じて、2人の魂が通じ合ったのだ。
「セリス先輩……」
「浩之……」
 見つめ合う2人。
 魂を交えた2人にとって、そこに何の障害もない。
 ただ、己が魂の欲するままにお互いを想い、求め合えばいい。
 そして2人は……
「!……って、ちょっと待てぃ! これは……薔薇の薫り!? ちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
 セリスはぎりぎりのところで自分を取り戻し、近くに潜む者めがけ、ビームモップを投
擲した!

ざくっ!

 地面に突き刺さるビームモップ。
 そこにいたはずの曲者はいない。
 だが……
「やれやれ……もう少しだったのにね……。」
 声はセリスたちの背後から聞こえてきた。
「いつの間に!?……お前は……?」
 振り返ったセリスが見たのは、蝶の仮面と白ランを身に纏った男だった。
 その右手には薔薇の華が握られている。
「僕の名前はRose……謎の耽美少年さ。」
「「Rose!?」」
 セリスと浩之の声が重なる。
「『薫り高き薔薇』と人は呼ぶ……」
「な、何者なんだコイツ!?」
「チィィィ! 正体を現せ!」
 ……本当に分からないのか、君たち?
「薔薇の烙印を受けた者の運命……君の肉体も血の一滴までも、すべて薔薇の者に捧げら
れた供物なのだよ……浩之君。」
 陶然とした表情で語るRose。
 そして彼の背後にある男が姿を現した。
「!!!!……ま、雅史……!?」
「ふふふふふっ……浩之。もう逃げられないよ……さあ、大人しく僕の愛の餌食になって
おくれ……。」
 雅史が荒縄を片手に浩之に近付く。
 浩之は戦慄した。
「くっ……俺はもう薔薇のネタにはなりたくねぇ! 来るな!」
 雅史から逃れようと、後ずさりする浩之。
 だが背中に殺気を感じ、後ろを振り返った。
「!……や、矢島!?」
 そう、浩之の背後からは矢島が迫っていた。
「くくくっ……藤田、覚悟するッス……。」
「て、てめえ! 橋本先輩はほっといていいのかよ!?」
「大丈夫ッス……さっき体育倉庫に閉じこめたッス。後で佐藤、藤田と一緒に5人で楽し
むッス。」
「そういうことだよ、浩之君……。」
「嫌だあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
 絶叫する浩之。
 だが、逃げ場はない。
「ど……どうする、セリス先輩っ。奴らマジだぜ……って、あれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
い、いない!!!!」
 セリスはいつの間にか逃亡していた。
 流石は『マルチを護し者』セリス。
 自分とマルチ以外の人間がどうなろうと知ったことではないらしい。
「ず、狡すぎる! ち、畜生……どうすれば……!?」
 浩之が焦っている間にも、雅史たちは迫ってくる。
「さあ……浩之。」
「藤田……。」
「浩之君……。」
「ぐぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
 浩之の絶叫が、校舎中に響き渡った……。

 しばらくして……

「ふっ……最高だったよ、浩之……って、これは!?」
 雅史たちは、組み伏せたはずの浩之を見て驚愕した。
 薔薇の花弁に包まれ、精神の壊れた瞳で宙を見上げるその少年は浩之ではなく、1年生
の来栖川空だったからだ。
「ふぅん……身代わりの術か。やるね、浩之君。」
 Roseが感心する。
「ちっ! まだそんな遠くには逃げてないはず! 追うよ、矢島!」
「逃がさないッス、藤田ぁぁぁぁ!」
 走り去っていく薔薇の者たち。
 そこには壊れた空だけが残された。
「……健やかさん……お願い、帰ってきて……健やかさんの知らないところで僕、玩具に
されてるよぉ……」
 空、魂の懇願。
 ……恨むんなら、へーのきさまを恨んでね(笑)
(へーのきさまの『Lメモへーのき番外編その3』を参照のこと。)


 浩之はただひたすらに逃げていた。
 呼吸が苦しい。
 心臓が早鐘を打つ。
 それでも逃げなければならない。
 捕まったら最期なのだから。
 しかし……
「はあ……はあ……もう、駄目だっ」
 バタッ。
 浩之はついに力尽きた。
「俺はこのまま……薔薇の餌食になるのか?」
 絶望する浩之。
 だが、そこに神の救い手が現れた。
「そうか……薔薇に勝つ力が欲しいのだな、心弱き者よ。」
「!?」
 声がする方向に振り向く浩之。
 そこには……
「ならばこの力を与えよう!」
 ゾンダー○タルを手に持って、機界四天王のピッツ○のコスプレをしている柳川がいた。
「……柳川先生?」
「代償はお前の魂……一言唱えよ!『魂を科学部に捧げる』と! さすれば、薔薇より逃げ
出す漆黒の翼を授からん!」
 隣にはゴットハンドのグ○フィスのコスプレをしたジンもいた。(そういえば、ピッ○ァ
とグリ○ィスって、ちょっと似てるな。)
「科学部に……?」
「そうだ、科学部に入部しろ。そうすれば、薔薇から助けてやる。」
 柳川の悪魔の囁き。
「薔薇から……助かる?……科学部に入れば……」
「薔薇なんぞ、ジンの戦闘力をもってすれば恐るに足らん。だから科学部に入部しろ……。」
「科学部に……俺は……」
 浩之の精神は落城寸前だった。
 柳川とジンが不気味に微笑む。
「分かった……科学部に入……」
 浩之が決心しようとした、そのとき!

ちゅどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!

 遠くで爆音がした。
 科学部の部室がある方だ。
 向こうから「何だ、このバケモノはぁぁぁぁぁ!?」等の生徒たちの悲鳴が聞こえる。
 柳川が舌打ちした。
「チッ……モルモットが逃げ出したか。」
「モルモット……?」
 浩之が思わず聞き返す。
「ゆきの野郎……まだそんな元気があったか。大人しくするために、しこたま(ピーッ)
とか(ピーッ)を注入したり、埋め込んだりしたのによぉ」
 ごめんね、ゆきさま。
 恨むんならdyeさまを恨んでね(←またかいっ)
(dyeさまの『Lメモ・セリオ涙を知る』を参照のこと。)
 とにかく、ジンのその台詞で浩之はすべてを悟った。
 そして……
「嫌じゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
 再び、逃走を開始した。
「!……しまった!」
「逃がすか、モルモット2号!!」
「モルモット言うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 結局、追跡者を増やしただけに終わった浩之だった。


「浩之! 僕の愛を受け取ってぇぇぇぇぇぇ!」
「藤田ぁぁぁぁぁぁ! 怠惰な快楽を貪るッスぅぅぅぅぅぅ!」
「ふっ……浩之君。君の心は硝子のように繊細だね……。」
「大人しくモルモットになれぇぇぇぇぇぇ!」
「浩之ぃぃぃぃ! 狩らせろぉぉぉぉぉぉ!」
「薔薇は許さん! いくぞ、1号!」
「おうよ、2号!」
「雅史先輩、待って下さいぃぃぃぃぃぃ!」
「廊下ヲ走ッテハ、イケマセン!」
「コンニチワ、コンニチワ。」
「って……何で増えてるんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
 逃げる浩之を雅史、矢島、Rose、柳川、ジン、薔薇狩人1号、2号、美加香、Dガ
ーネット、Dボックスが追いかけていた。
「畜生ぉぉぉぉぉぉぉぉ! 誰か助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
 浩之が叫ぶ。
 すると浩之の前方に、一人の少女の姿が見えてきた。
 その少女とは……
「あかり!?」
 少女はニコッと微笑んで、追跡者たちを見据える。
 そして、叫んだ!

『天翔熊閃(あまかけるくまのひらめき)!!!!!!!!!!』

 同時に、巨大なクマ型の闘気が超々神速のスピードで繰り出される!
「!!!!!!!?」
 それは絶対的力をもって、追跡者たちに襲いかかり……そして。

ふごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんっ!

 ……隆山市は壊滅した。(『街』の雨宮桂馬BAD END風に。)


 残されたのは巨大なクレーター。
 追跡者たちの姿はどこにもない……跡形もなく吹き飛んだようだ。
 浩之は呆然とその光景を見つめていた。
「どうしたの、浩之ちゃん? 早く帰ろうよ?」
 あかりの方は、いつもと同じ調子で浩之に語りかける。
 思わず浩之はびくぅぅぅ!となった。
「あ、あかり……さん?(敬語)」
 声も震えてる。無理もないが。
「(くすっ)……変な浩之ちゃん。ささっ、早くっ」
「あ……ああ……。」
 いつもと変わらい幼なじみを見つめながら、浩之は思った。
 深く考えるのは止めようと。
 この学校で起こること、ひとつひとつを気にかけていたら身がもたない。
 そうだ。忘れよう。それがいい。

 夕陽の赤。
 燃え残る炎の赤。
 総てが赤く染まる美しい世界をあかりと2人歩きながら、浩之は呟いた。

「俺の時代は……終わったかもな……。」

                        自分でもよく分からんうちに、完

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 ……何か異常に長いわりには、いつもとノリが変わらねぇ(爆)
 勢いだけ(核爆)
 はろはろ、ジン・ジャザムです。
 はあああ、何か俺のネタ、すでにマンネリ化かも。
 ヤバイ(笑)
 とにかく今回はリーフキャラにもスポットライトを当ててみたつもりですが、どんなもん
でしょーか?(^^;)

 Lメモ全体のこと。
 何か『塔』の連中(失礼っ)が勢いありますねぇ。
 悔しい(笑)
 と言うわけで、いい加減ジンの過去編も書こうかな?
 でも『俺的外伝』では基本的にギャグしかやりたくないから……『俺的異伝』シリーズに
しようか(爆)
 俺と千鶴さんの馴れ初めの話です。
 登場キャラは極端に限られます(N2爆)
 だからこれだけ書くのはヤバイので……『俺的外伝』も同時進行に書くちゅーことで。
 ……スパリフF、俺的外伝、異伝、サークルの自主制作、会誌の小説、ひなたさまに送る
某設定……こなせるか、俺?(汗)
 王道勇者プレイ中だし(核爆)
 まあ、異伝と外伝は気向いたらやるということで(笑)


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 次回予告

 昼休み。
 科学部部室。

ゆき「……あれ、ジンさん。その娘、誰です?」

 ゆきが驚くのも無理はない。
 弁当を食っているジン(食えるんだよ、俺だって!)の横にぴったり寄り添う少女が一人。
 年頃なら14歳くらいか? 美少女である。
 ただ異様なのは、肌も髪の毛も全部真っ白なこと。瞳だけが血のように紅い。

ゆき(アルピノ……色素欠乏ってやつかな?)

 一応は科学部。その程度は分かる。
 しかし……

ゆき(背中から生えてるのは……翼?)

 普通ではないことは確かだ。
 もの珍しそうに少女を見るゆきにジンが答える。

ジン「ああ……こいつか? 遊輝(ユキ)だよ。」
ゆき「へっ?……ゆき? 僕が何か?」
ジン「そうか、名前が同じか。お前じゃなくて『遊輝』。遊ぶ、輝くと書いて遊輝だよ。」

 遊輝は紅い双眸をゆきに向ける。
 その瞳は神秘的で美しかった。

ゆき「へぇ〜、遊輝ちゃんですか。へへっ、ジンさんの恋人か何か?」
ジン「違うっての。」
ゆき「またまたまた〜」
ジン「俺は千鶴さん一筋だって。こいつと俺との関係は……ああ、面倒くさいからパス。」
ゆき「照れちゃって、このぉ(笑)……遊輝ちゃん、初めまして。僕もゆき、って言うんだ。
よろしくっ」

 笑顔で握手を求めるゆき。

ジン「あっ……止めといた方がいいぞ。」
ゆき「えっ?」
ジン「そいつ、今、飢えてるから。」
ゆき「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!」

 ジンの忠告は遅かった。
 遊輝に噛みつかれるゆき。
 喰ってる、喰ってる。

ジン「……遅かったか。」

 心配する素振りも見せず、弁当を食い続けるジン。
 同様にゆきを喰い続ける遊輝。
 ……御免ね、ゆきさま。こんな役ばっかし(爆)
 もう運命だと諦めて(核爆)
 ……とにかく2人の咀嚼音が静かな部室に響く。

遊輝「のぅ……ジン。」

 遊輝がゆきの返り血を浴びながら、はじめて口を開いた。

ジン「何だ?」
遊輝「妾(わらわ)を次回予告に出したということは、ついに妾の出番か?」

 わくわくした表情で尋ねる遊輝。
 だがジンは冷たく、

ジン「出ねぇよ。」
遊輝「………………。」
ジン「これ以上、オリキャラ増やしてどうするんだよ。」
遊輝「でも次回予告……」
ジン「『俺的外伝』の次回予告は全部嘘だ。図書館で確かめてみろ。」
遊輝「………………。」
ジン「お前の相手はセリスのHPの伝言板だけで充分だっつーの。それに、あんまし気軽に外
に出るんじゃねぇ、設定的に問題あるから。」
遊輝「(ぷちっ!)……ふっふっふっふっ……今日こそ死なす!」(戦闘モードへ移行。)
ジン「……上等だ、このアマ! ゲッタードリルッッッ!!」

 部室内で戦闘に入る2人……いったいこの少女は何者なのか?
 そして、ジンとの関係は!?
 全ては『俺的外伝5』で明らかに……なりません(笑)
 遊輝の設定は今のところ、内緒☆(爆)
 では皆さん、またお会いしましょう!

ゆき「ジン・ジャザム……覚えてろよ、コラ。」

 ゆきさま、復讐はどうぞLメモで(笑)
 ホントに御免ね(^^;)