ダーク時空設定資料(第一版) 投稿者:ハイドラント




第一章 華灯編


●あらすじ

 ある日突然、学園を襲撃する人にして人ならざる者共。
 彼らは「強化人間」。かつて「塔」によって対エルクゥ用(ヨーク制圧目的)
決戦兵器として開発されるも、柏木賢治教師の推進するTCLS計画にその地
位を奪われ、廃棄された私生児達。
 彼らは学園を劫掠する。奪われた存在意義を取り戻すために。
 かつて強化人間の一人であり、今は結城光に憑依する精神存在である紫音は、
彼らと戦うことを選択する。彼らが既に意思なき兵器ではないように、紫音も
また明確な自己を持ち、それは学園の崩壊を良しとしなかったからだ。
 怒涛の攻勢の先頭に立つのは、八人の強化人間パーフェクションタイプ。無
数の量産型を率い、破壊の上に破壊を積む。
 迎え撃つのは紫音。そして学園の戦士達。破壊の力を破壊して、彼らは学園
を守らんとする。
 だが、戦いの帰趨を決したのは、彼ら攻守の化物共ではなかった。
 来栖川が学園に送り込んだ最新兵器の軍勢が、数をもって学園側を圧倒して
いた強化人間達を、さらなる数と質をもって駆逐したのだ。
 HM−13g量産型陸戦用HMダウアーセリオ。機械にしか為し得ない統御
された戦術行動により最大限に活用される火力は、意思を持ってしまったが故
に意思に縛られる強化人間達に対抗できるものではなかった。
 量産型の強化人間が量産型の戦闘HMの暴威に屈していく中、パーフェクシ
ョンタイプ達も、一人また一人と、学園の戦闘者の前に散ってゆく。
 戦いが終局へ達しようという時、紫音は遂に、最後の強化人間の前にたどり
着いていた。強化人間終型。時間と精神を操る白魔術の使用に特化された強化
人間。最高傑作にして最悪の失敗作。あらゆる願望を実現する意思なき神――
「サウンド・オブ・ディスティニー」。
 それは歌っていた。紫音の望みを歌っていた。強化人間達の望みを歌ってい
た。死にたくないという願いを歌っていた。その歌だけが、とうに死すべき定
めにあった彼らを現世に繋いでいたのだ。
 紫音は彼女に告げた。もういい、と言った。それで全てが終わった。

 そして、全てが始まった。
 強化人間達が消滅して、わずか一時間後。
 ダウアーセリオの砲口が、生徒に向けられたのである。


●主な登場人物

強化人間零型 始羅
  最初のパーフェクションタイプ。だが実験中の事故で死亡。
  遺骸は柏木賢治に回収され、後にハイドラントが受け継ぐ。
  強化人間戦役の際、紫音が自分の体として使用した。
  剛力を誇るパワーファイター。

強化人間壱型 皇華
  来栖川芹香のクローンをベースに造られた強化人間。
  コンセプトは「塔の典型的魔術士の強化」。
  強化人間計画放棄の際に柏木賢治が回収、のちハイドラントへ。
  強化人間戦役では出番なし。

強化人間弐型 紫音
  対魔術士戦闘を想定して造られた強化人間。
  実験中に暴走、ハイドラントとRuneに殺される。
  そのときに幽体離脱して結城光の身体に宿った。
  強化人間戦役において、終型を停止させた後消滅。

強化人間参型 時雨
  汎用タイプとして造られ、成功した傑作。
  総合能力なら強化人間中最強。
  紫音と戦い、その肉体をほとんど破壊するものの逃がしてしまう。
  終型の停止により消滅。

強化人間肆型 村雨
  スピードに優れた汎用タイプ。女性。
  広瀬ゆかりと戦い、ほぼ圧勝するものの終型の停止により消滅。

強化人間伍型 牙王
  剣術を得意とする強化人間。
  きたみちもどる、佐藤昌斗らと戦い敗死。

強化人間陸型 轟炎
  強大な火炎放射能力を有する強化人間。
  ジン・ジャザムと互角に戦うも敗れ、莞爾と笑いながら死亡。

強化人間漆型 凶馬
  格闘家タイプの強化人間。殺人淫楽症。
  相当数の生徒を手にかけるも、最後は柳川裕也に嬲り殺しにあう。

強化人間捌型 幻翔
  儀式魔術士ベースの強化人間。外見は12歳程度の少年。
  オカ研と戦って敗退。

強化人間玖型 蒼虎
  巨大な虎人間に変身する能力を持つ強化人間。
  柏木耕一と戦い、圧倒するが、最強生物の力を引き出してしまい殺される。

強化人間終型 サウンド・オブ・ディスティニー
  時と精神を操る白魔術士の強化人間。
  ほとんど万能に近い力を持つが、自分の意志を持たない。
  他者の強い願いに反応して歌を歌い、歌を媒介にして魔術を実行する。
  強化人間計画の破棄により強化人間達は封印され、死ぬに任されていたが、
 死の直前の時雨の願いを聞き入れて強化人間達を復活させた。
  人間だった頃の名前は緒方理奈。彼女に初めて願いをしたのは実の兄で、
 その願いによって生まれた人がアイドルやったりアフロの顧問やったりして
 るとか。




第二章 悪夢編

●あらすじ

 強化人間戦役が終結した、まさしく直後。ダーク十三使徒首長ハイドラント
の声が、学内の全放送回線を通して学園中に響き渡った。
 宣戦布告である。
 次の瞬間、今の今まで学園側を助けて強化人間と戦っていたダウアーセリオ
軍団が、砲口を一転させてその火力を生徒に浴びせ始めた。大混乱に陥る学園。
その混乱が極限に達した時、第二茶道部から満を持した十三使徒が出撃する。
 緑葉帝73年10月7日午後5時25分。学園の全領域がダーク十三使徒の
支配下に置かれた。この時点で風紀委員会は降伏。校内巡回班は壊滅。エルク
ゥ同盟は庇護すべき姫たちを人質に取られて動きを封じられ、ジャッジと来栖
川警備保障も生徒達の身柄を盾に取られては為す術がなかった。
 翌8日、リズエル・アズエル・エディフェル・リネットの4校舎が無数の生
徒・職員達と共に炎上し、その業火の中に魔王城パンデモニアムが出現する。
同時に、ハイドラントは魔王風上日陰をして生徒会長とすることを宣言。後に
「魔王政変」と学園史に記される暗黒時代の始まりである。
 だが、その期間は決して長くはなかった。ハイドラントの暴走を認めた「塔」
が、直ちに討伐軍を編成して学園へ派遣したからである。その影には長瀬源四
郎、そしてRuneの暗躍があった。
 魔王の覚醒を目前にして迎えた「紅い回廊の会戦」で、十三使徒は学内レジ
スタンスと「塔」派遣軍との連合軍に大敗する。ハイドラントは学園全域の支
配を放棄し、パンデモニアムに残存戦力を結集させるという屈辱の選択を強い
られながらも、遂に「神々の黄昏」を発動。魔王風上日陰を覚醒させる。
 覚醒した魔王の一撃で、その半数を消滅させられる「塔」派遣軍。日陰は更
に学園外へ手を伸ばし、「塔」日本支部、来栖川本社ビル、鶴来屋の三つを地
上から抹消した。覚醒魔王に対抗できる力は存在しない。日陰の視線に捉えら
れるだけで、あらゆる存在は世界から切り離される。
 だが、そこまでだった。篠塚弥生の手引きによりエルクゥ同盟が魔王城に侵
入、柏木四姉妹を救出して「神々の黄昏」を破壊。そして未覚醒の状態に引き
戻された魔王はやーみぃの手で浄化され、ここにハイドラントの悲願は潰えた
のである。
 パンデモニアムに突入する「塔」派遣軍。戦死し、あるいは離脱し、戦場か
ら去っていくダーク使徒。落城という光景の中で、ハイドラントはRuneと
対峙する。二人は圧倒的な敗者と圧倒的な勝者であり、戦う意味は既にない。
だがRuneの宣告を聞いた瞬間、ハイドラントは彼に飛び掛っていた。彼は
告げたのだ――「今から、柏木賢治教室の抹殺を開始する」と。
 いま全てを失った魔術士と、これから全てを手にするつもりの魔術士とが、
主なき玉座の前で激闘する。だがその結果は占うまでもなかった。もはやただ
の人間に過ぎないハイドラントに対し、Runeは高位次元のデータイレイズ
能力「世界の空白穿ちし瞳」を駆使し、ハイドラントを構成する情報を片っ端
からデリートする。魔術、暗殺術、様々な記憶……「瞳」に食い荒らされ、崩
壊していくハイドラント。
 しかし、最後に残った破壊意思を「瞳」が消去しようとした時、ウィルス化
した意思がプログラムを汚染。ハイドラントは完全に世界から消滅するも、R
uneは「瞳」の力を失ってしまう。
 結果、彼に残る柏木賢治教室の抹殺は不可能と判断した「塔」派遣軍は、こ
の機に学園を制圧下に置くというプランを断念、撤退する。

 かくして戦争は終わった。
 四校舎と、政変前の半数に及ぶ生徒という、多大な犠牲を払って。
 ……戦争は終わった。


 そして――苦痛の王が降臨する。



●主な登場人物

・ダーク十三使徒

ハイドラント
  上記の通り。

風上日陰
  魔王政変により生徒会長となる。
  パンデモニアムの祭壇に四巫女を捧げることで発動する「神々の黄昏」に
 より魔王として覚醒。
  しかし直後に四巫女を奪われて未覚醒状態に戻り、さらにそこへやーみぃ
 の襲撃を受け、浄化されて人間に戻る。
  政変終結後、葛田玖逗夜によって殺害される。

葛田玖逗夜
  筆頭使徒。魔王政変では用兵の天才を発揮し、抵抗勢力を散々に苦しめる。
  風上日陰の浄化後、「苦痛の王」としての意識に目覚める。

T-star
  四大使徒。善悪のバランス維持を目的とするために、魔王政変では抵抗勢
 力への援助も行った。
  魔王城陥落の際に脱出、逃走。

篠塚弥生
  四大使徒。ハイドラントへの復讐だけを望みとし、遂にそれを果たす。魔
 王の覚醒を迎え、彼が歓喜の極に達した瞬間、全てをぶち壊しにしてのけた
 のである。
  ハイドラントに殺されるはずであったが、神海の妨害とRuneの乱入に
 っよって心ならずも生き延びる。

神凪遼刃
  魔王の覚醒によって望む力を手に入れるが、一瞬の夢。
  魔王城陥落時、岩下信との戦闘で重傷を負いながらも脱出。

神海
  情報部長として葛田を補佐する。
  その一方でハイドラントの野望の、篠塚弥生の復讐の観察者であったが、
 弥生がハイドラントに殺される瞬間、介入。弥生を抱えて逃走する。
  以後、そのことを後悔し続ける。

平坂蛮次、氷上零、むらさき、川越たける、電芹
  マイペースな人々。
  戦争になろーが魔王が覚醒しよーが特にいつもと変わらず。
  ハイドラント死後、魔王城を脱出。

ベネディクト、ユンナ
  色々あって愛の逃避行。
 ※この辺は本気で書く気だった。外伝ぽく。

皇華=オーガセリオ
  十三使徒の決戦兵器。
  紅い回廊の会戦でDセリオ改と戦闘、破壊される。

高橋
  魔王城陥落後、脱出。
  しようとして風見ひなたに捕まり、そのはた迷惑極まる生涯を終える。

シッポ
  隠れ使徒、「蛇の牙」。
  魔王政変後もレジスタンス勢力に属してスパイ活動を行ったが、やがて発
 覚。殺されかかるが脱出し、以後行方不明。


・その他

広瀬ゆかり
  魔王政変により身柄を拘束されるが、草の手により脱出。
  以後、解放軍の主導者の一人として行動する。

永井
  魔王政変により風紀委員会が解散後再編成されて生まれた、王宮治安委員
 会の委員長となり、レジスタンスの弾圧に手腕を揮う。
  魔王城陥落後は行方不明。

ディルクセン
  十三使徒クーデターの際、生徒指導部はほぼ全滅するが、彼は負傷しつつ
 も脱出。
  以後、政変中は潜伏して時機を待つ。

長瀬源四郎
  強化人間戦役後半にて、ハイドラントに協力し、ダウアーセリオ軍団を来
 栖川の援軍として学園に運び入れる。
  しかし魔王政変時には、ハイドラントの暴走を「塔」に報告し、自ら討伐
 軍の指揮を執る。

Rune
  ごくわずかだが高位次元の能力を使用できる、魔術士を超えた魔法使い。
  ヨークを支配し、その力を背景に「塔」の掌握を目指す。
  そのため、邪魔な柏木教室出身者(久々野彰、柏木梓、来栖川綾香、ハイ
 ドラントの四名。ヨークの自爆コードを所持している)を抹殺しようと図る。
  魔王政変に便乗して一気に野望の成就を図るが、ハイドラントを消した際
 に魔法を封じられてしまう。

柏木賢治
  「塔」の教師柏木賢治の正体は、五百年前の世界からリネットの魔術によ
 って時間跳躍を果たした柏木次郎衛門である。その目的は、リネットが予見
 した未来におけるヨークの暴走の阻止(ヨークが暴走すると周囲数百キロは
 完全破壊されるが、それより問題なのは、その暴走の波動によってレザムに
 地球のことが知られるという点である)。
  ヨークの破壊を試みるが、Runeに使嗾された長瀬源四郎によって殺さ
 れる。しかし彼はその可能性を予見しており、自分の教室の生徒にヨークの
 破壊コードを授けていた。
  彼の死後は、本来の柏木賢治が活動を再開し、試立Leaf学園の経営を受け
 継ぐ。




第三章 弔歌編


●あらすじ

 えーと、なんかTさんが太平天国とかいうアンチクロスな集団率いて戦って
葛田君は苦痛の王で魔王なんだけどなんか割とあっさり滅ぼされて弥生さんは
カーロス・リベラ状態で神海君は矢吹丈でそのへんはまあどーでもいいのだが
なんだかんだあった挙句に長瀬源四郎が実はSGYで再び学園に大戦乱の嵐が
吹き荒れるものの「いい加減にしろやコラ」って感じで生徒全員から総スカン
くらって滅びました。
 終わり。


●主な登場人物

・十三使徒残党

葛田玖逗夜
  ハイドラントが消え、風上日陰を殺したことで魔王としての自己を取り戻
 し、「苦痛の王」となるものの、「魔王のマスター」を継承した悠朔と戦っ
 て死にます。

T-star
  自分の直属の部下や神凪遼刃らを中心に「太平天国」を組織、学園への抵
 抗を続けるものの、SGYと戦って死にます。

神凪遼刃
  太平天国に所属、以前と変わらず力を求めるも、どっかで死にます。

むらさき
  太平天国に所属、以前と変わらず無駄飯を食うも、どっかで死にます。

平坂蛮次
  太平天国に所属、以前と変わらずちゅるぺたに萌えるも、どっかで(略)

氷上零
  どっかで(略)


・その他

長瀬源四郎
  弔歌編ラスボス。
  実はSGY継承者。これまでの不可解な動きは全てこのためでしたという
  オチ。

月島拓也
  全戦争終結後、生徒会長に復帰。
  ちょっと電波っぽい平和な学園をつくる。

Rune
  力はなくすわ、支配するはずの「塔」は消えるわってんでフテ腐れつつも
 なんか段々どーでも良くなってきたので新たな生きがいを青い人メイドロボ
 化計画に見出す。

ディルクセン
  生徒指導部を再建して学園支配を狙うも、ヅラが取れて失脚。

篠塚弥生
  アイアム、ベリーストロングボクサー。

神海
  こんな状態の弥生さんを人目にさらしちゃいけねえっ。

来栖川綾香
  いきなり冷たい水を飲んだらお腹を壊すわ。この白湯をお飲みなさい。

悠朔
  ありがとうお嬢さん、気持ちだけ受け取っておきます。

悠朔
  いやそれはどーでもよくて、一応ハイドの次の「魔王のマスター」。
  でも反逆して魔王殺害。多分ゆーさくって呼ばれたから。

その他の人々
 てけとーに生きたり死んだり。




 ……
 …………
 すんません。つか要するに、弔歌編については全然考えちゃいませんでした。