Lメモいんたーみっしょん9「つうか単なる一発ネタ」 投稿者:ハイドラント



 菅生誠治は困っていた。
 川越たけるが怒っているからである。
 怒らねばならないようなことでもないと思うのだが。


 川越たけるは怒っていた。
 菅生誠治が困っているからである。
 困らねばならないようなことではないと思うのに。


「いや、セリオ@電柱ってのは……」
「電芹です!」
「いや、略称はそれでいいんだけど……」
「電芹は電芹であって電芹だから電芹なんです! 略称も何もありません!!
って言うかセリオ@電柱って何なんですか!?『せりおあっとまーくでんちゅう』!?
変です変です異常です絶対可愛くないですっ!!」


 可愛さの問題なのかはともかく、個人的には彼女に賛成である。


「ま、まあ、正式名称はグレース・セリオ――」
「それはメイドロボとしての名前です! 電芹の電芹としての心の名前は電芹
なんです! 他に名前はいらないんです!」
「いやしかし、彼女はあくまで俺が作ったメイドロボだからグレースな訳で」
「電芹!」
「いや勿論それはそれでいいけれど、正式名称としてグレース……」
「で・ん・せ・り!!」
「…………」


 菅生誠治は困っていた。
 川越たけるは怒っていた。
 そこへ、第三の人物が現れた。


「話は全て聞かせてもらった」
「うわ唐突に黒い物体」
「あっ、ハイドさん」
「話は全て聞かせてもらった」
「いや、それはもう分かりましたけど」
「ああ済まん。かっこいい台詞だったんでつい。
 とにかく二人とも無益な争いを止めよ。この場は私に任せるがいい」
「……君に?」
「……ハイドさんに?」
「心配は無用だ。神は私に人々を導かせるべく至高の叡智を授けている。
 今後、電芹のことはこう呼ぶが良い――」


 天を仰ぐハイドラント。
 それはあたかも、敬虔な信徒が神に語り掛けるが如く。
 荘厳と形容しても過分ではないだろうバスが、その一言を紡いだ。












「グレ芹」












 ダブルキックはハイドラントを三日ほど死なせた。


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 元ネタはなかちゃの会話。
 心があるなら非行もあるんじゃないかと思うがどうか。
 ともあれこんな感じで俺は元気です。