緑葉帝73年、夏。 静かな校長室から未曾有の危機が、 学校新聞とともに全校へ広まった。 学園に広まったプリントに記されていた ものは期末テスト優秀者への特典であった。 成績優秀者へは、購買部割引券、学食予約券、代返券等が送られる。 それを知った全校生徒達は、その胸の内に 幸せな学園生活、悠々とした暮らしへの 強い憧れを持ったのだった。 誰もが自分の幸せを掴もうと こぞってテスト勉強に没頭した。 そして、夢を持って集った若者達は、 地獄のような勉学に耐えながら、 日々を過ごしていった。 そう…幸せを信じて。 そして、テスト当日… ついに運命の日がやって来た。 だが…… 特典はなかった。 …のである。 それから一週間の間…生徒達は、 苦悩し続けた。 なんの為に、我々は血の滲むような 勉学に耐えてきたのか? そこでかれらは、自分達の存在意義を 見つけるべく行動に出た。 自らを、腐敗に満ちた学園を憂う 正義の集団[憂学機団]と命名し、 欺瞞溢れるこの学園を、正義の 名の元に統治する為に。 こうして、新たな戦乱の火ぶたは 切って落とされたのであった。 〜第一話に続く〜