Lメモ私的列伝vol.1 「剣士達の黄昏編」 投稿者:悠 朔
「レディース! アンド! ジェントルメーーーン!!!! 第一回試立Leaf学園最
強剣士決定戦、だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 舞台の上でジン・ジャザムはノリにノっていた。
 それに合わせて観客が歓声をあげる。
「学園に剣士も増えたしそろそろ誰が最強か決めちまおうっていうこの企画! 原案を出
して実行に移してくれた悠朔君に激しく感謝だ! そうだよ俺はこういう熱い企画を待っ
てたんだ! もう心の友って呼んでやるぜ! そういえば心の友と親友ってどっちが上だ
と思います奥さん? でも戦う時には情け容赦無く潰してやるからそう思え!」
 ちょっと、っていうかもう恒例道理に支離滅裂である。
「いや〜、苦労したぞ。登とディアルトとあかりさんは自分から参加してくれたし、斗織
は図書館に爆薬を仕掛けるって言ったら即参加意志を表明してくれたが、他のメンバーが
なぁ……。アイラナステアさんを拉致して説得したり、マルチさんを人質に取ったり……
まったく駄々っ子が多くて困る。……そういえば昌斗は本人は嫌だって言ってたのに、ひ
づきさんに持ち掛けたらあっさり陥落したな〜」
 居並ぶ参加者――きたみちもどる、榊宗一、セリス、秋山登、神岸あかり、佐藤昌斗、
ディアルト、葉岡斗織、レッドテイル……本当によく集めたものではある――の前で詫び
れもせずに悠はへーぜんと言った。
 そういうのを脅迫と言うのである。
「戦闘の手段は単純明快にサバイバル!」
「え"?」
 ジンの言葉に悠の顔が引き攣る。
「聞いてないぞ!」
「言ってねえからな」
「集中攻撃食らうに決まってるだろうがぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ソード、剣、刀以外の……何? ガンブレードと倭刀? おっし、それも許可な。包丁?
って刀か? まあいいや。それ以外の武器の使用は禁止だ! 使ったら即失格だからな、
みんな注意しろよ!」
「って言うか心の友の言葉を聞けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
 ジンは爽やかに笑う。
 悠その隣で血涙。
 こういうのを自業自得と言うのである。
「霊波刀は?」
「刀だからな。許可だ」
 セリスの問いにジンが答えたと同時に、彼の目に獰猛な輝きが宿った。セリスの悠を見
る目はすでにエルクゥが獲物を狩る時のそれである。
 他の者達も同様だ。
 頃合いと見計らったのか、ジンが啖呵を切る。
「さあ! おっぱじめようぜ!!」

「やっぱりこういうのは宿命の対決っていうのがお約束だ! 前回は邪魔も入ったしな。
(俺的外伝1『ジン・ジャザム降臨』参照のコト)……アレで俺の負けってのは納得いか
ねぇ。な、セリス。そう思うだろ? 今回はきっちりケリをつけてやるぜ。……ククク、
美しい命の炎を見せてくれよ」
 ちょっと恩師柳川の影響を受けちゃってるジンに、セリスが相対する。
「今のぼくにはマルチがついてるんだ……負けるわけにはいかない!!」
 霊波刀はセリスの眼前で鈍い音を立てている。

「同門対決になるのかな? 一応」
 佐藤昌斗の前に立つのは三人。
 注目の四つ巴戦。
「前にも言ったけど、やっぱりこれからの主役は可愛くて健気な女の子がいいと思うの」
 クスリと笑って包丁を構える神岸あかり。
 そして無言のまま剣呑な眼差しを二人に向けるきたみちもどる。
 いずれも同じ飛天御剣流の技を使う者だ。
「テメーらがオレの相手か。運が無かったと思うんだな!!」
 訂正。
 すでに人斬りたけるモードだった。
 そして天然理心流の榊宗一。
 天然理心流は飛天御剣流と因縁深い流派として知られている。
「手加減する余裕は無さそうですからね……覚悟して下さい」
 昌斗の頬に冷たい汗が流れた。
『勝たないと食事抜きだそうですからね〜。頑張って〜』
 運命(さだめ)は感情の思いっきりこもっていない声援を送ってきた。一応サポートは
してくれるんだろうけど……
「うう……作るの俺なのに…………」

「さあ! お前の思いを、感情を! 俺にぶつけてみろ!! さあ! さあ!! さあさ
あさあさあ!!!」
 吠える秋山に、ディアルトはなんだかとっても、すこぶる付きに嫌な予感を覚えた。
 秋山の瞳は期待と歓喜に満ちている。
 ディアルトは早くもこの試合に参加した事を後悔し始めていた。

「貴方とはいつか戦う事になる……そう思っていましたよ、朔さん」
 にこやかに天使の微笑みに見える、実際は魔性の笑みを浮かべて葉岡はその手に持った
剣を悠に向けた。
「……思うな……頼むから………………」
 両手に一本ずつ野太刀を構え、悠はぼやくように呟いた。
 ――逃げ切ってやる! 俺の持ち味は機動性だ。動き回れば活路はある!!
「俺だって、惚れた女性の前では良い格好をしたいんでね……。悪く思わないでください
よ、悠さん!」
 観客のなかにいる白天使の方にちらりと視線を泳がせ、レッドテイルは悠に挑む構えを
見せた。
「私だけ2対1……か。まだましかな……」
 ――魔法剣士……ガンブレード使い……か。純粋な剣士との差を思い知らせてやる!!
 悠はまだ、この勝つ事を捨てた訳ではない。

「SS不敗流・宵待……さあ、来い! ジン!!」
「オラァァァ! ハイパー・オーラ斬りーーー!!」
「きたみち式龍槌閃!!」
「神岸式九頭龍閃!!」
「佐藤式双龍閃!!」
「牙突!!」
「我流倭刀術、蹴撃刀勢!!」
「いいぞぉ!! この痛み! だが10点満点中6点だ!! もっと、もっと強い技を出
してみろぉぉぉ!!」
「破壊を招く混沌は消えて下さい。奥義・清流剣!!」
「LIMIT BREAK!! ブレイバー!!」
「舞陽炎!! さぁ、絶望に唸れ!! 斗織! レッドぉ!! 真空烈破ぁぁぁぁ!!」

 勝負は一瞬だった。
 ギラリ。
 その獣の瞳が黄金に輝いた時、その決着は付いた。
 ――並んだ!!

「奇跡!!」(気力上昇、体力完全回復、100%回避、必中、経験点および賞金二倍。
そして……ダメージ3倍)

「「「「「「「「「「え?」」」」」」」」」」

「イデオン・ソーーーーーーーーーーーーーーーード!!」(攻撃力9999、射程∞)

「「「「「「「「「「はい?」」」」」」」」」」

 プチ。

                    <唐突に、何の救済もないまま……終わる>

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朔 「いや〜、久々にss書いた。……なんかすごく楽しかったな〜」
綾香「……(汗)」
朔 「ん? どうした綾香」
綾香「ジン先輩、反則じゃないの?」
朔 「なんで?」
綾香「だってイデオン・ソードって……」
朔 「ソードだろ? ジンのルール解説をよく聞いてたか? ソード、剣、刀、ガンブレ
   ード、倭刀、包丁以外の武器が使用禁止なんだぞ? ま、倭刀は刀の一種だし、ガ
   ンブレードはソードの一種と考えられない事もないだろうから……別に確認する必
   要はなかったかもな」
綾香「れっきとした光線兵器じゃないの! イデオン・ソードは!!」
朔 「それ言ったらセリスの霊波刀も厳密には刀と言えないから反則だろ? つまりそう
   いう事さ」
綾香「……そういうのを計画的犯行って言うんじゃない?」
朔 「そうとも言う(笑) 今回は私の知る総ての剣士に参加して貰ったが……。……ま、
   ジン以外は運が無かったと諦めてくれ(笑)」
綾香「Dガーネットは?」
朔 「洒落で済まないので削除。前回はパーツの摩耗とバグっていう偶然が重なったお陰
   で勝てたけど(「過去と現在」にて……一応そういうことになってます)、本来の性
   能を発揮したら強すぎる(汗)」
綾香「なるほど……誰とぶつけてもジン先輩の最後の攻撃まで持たないか……」
朔 「個人的にはディアルトかT−star−reverseにぶつけたいところだったが……ディア
   ルトにはもっと嫌な思いをしてもらったからよしとしよう(笑)」
綾香「なんか怨みでもあるの?(汗)」
朔 「…………(自分の強さを示すのに綾香をだしにしてたから、なんて言えるか!(笑))」
綾香「何があったかは聞かないけど……まあ、ほどほどにね(汗)」
朔 「お〜。……と言うところでそろそろお別れ。でわでわ〜」
綾香「またね〜」